資さんうどん(写真はイメージです) 撮影/編集部

 福岡県北九州市発祥のうどんチェーン『資さんうどん(すけさんうどん)』が、4月9日に兵庫・西宮で新店舗「西宮神楽店」をオープンする。兵庫県では7店舗目、西宮市では初出店となる。

『資さんうどん』の味の変化

"北九州名物"メニュー「かしわごぼ天うどん」(資さんうどん公式インスタグラムより)

 1976年に北九州市で創業した『資さんうどん』は、福岡県を代表する老舗ご当地チェーン。器からはみ出すほどの大きなごぼう天をのせた「ごぼ天うどん」や、北九州名物の「かしわうどん」などが人気で、看板メニューを目当てに訪れるファンも多い。

「今回オープンする『西宮神楽店』は、カウンター席からテーブル席まで102席を完備する大型店。駐車場も100台分が確保されており、家族連れやグループでも利用しやすい環境になっています。さらに、オープン後は順次24時間営業へ切り替わる予定で、深夜帯の需要まで取り込む“地域密着型”の店舗として期待されています」(グルメ誌ライター)

 しかし、気になるのは“味の変化”だ。

 資さんうどんは2024年に『すかいらーくホールディングス』が全株式を取得。グループ傘下に入ったことを機に、これまで未開拓だった関東エリアへの出店を含め、全国展開を一気に加速させている。

 2026年中には30店舗の新規出店を見込むなど、急速な拡大が続くなかで《昔と味が違う》と指摘する声も徐々に目立つようになった。

『資さん』愛好家からは不安の声

 さらに今年2月には、すかいらーくホールディングスで取締役を務めた崎田晴義氏が社長に就任することが発表され、SNS上では《これ以上に味が落ちていくのか》と不安を漏らす投稿も上がっていた。

 今回の出店をめぐっても、愛好家からは

《九州だけで展開していたときの味とは違う。あの頃の資さんはもういない》

《本来の資さんの味を取り戻してほしい》

《本来の資さんの味を知っている人は行かないでしょ》

 といった厳しい声が上がっている。一方で、

《一時期は味もサービスも落ちたと思ったけど、また戻ってきた気がする》

《神戸にも進出してくれ!》

 など前向きな声も少なくない。

「今月1日付で就任した崎田社長は『読売新聞』の取材に応じ、味の変化について《グループの他の飲食ブランドではセントラルキッチンで店舗に運ぶため味はぶれないが、資さんうどんは店舗で毎日出汁をとっているため、正直、多少のぶれが生じる》と説明したうえで、《ただ、許容範囲に収まっていることが大事》と語っていました。

 手作りの味を守りながら全国展開を進めるという難しい挑戦ですが、出店を待ち望むファンが全国にいるのも事実です」(前出・グルメ誌ライター)

 急拡大のなかで“資さんの味”をどう保つのか。その姿勢が改めて注目されている。