日本テレビ系『金曜ロードショー』で、スタジオジブリの名作『耳をすませば』(5月1日放送)と『魔女の宅急便』(5月8日放送)が2夜連続で放送されることが発表された。
『耳をすませば』『魔女の宅急便』
4月までの「4週連続名探偵コナン」という怒涛のミステリーラッシュを経て、バトンを受け取るのは日本アニメ界の至宝。ゴールデンウィークの興奮冷めやらぬ5月、お茶の間が“あの優しい風”に包まれるのだ。
この発表には早くも「5月の爽やかな風にピッタリ!」「最高すぎるラインナップ」と、ジブリファンから喜びの声が上がっている。
『耳をすませば』は1995年の作品。読書好きの中学生3年生の少女・雫は自分が図書館で借りてくる本の貸し出しカードの多くに「天沢聖司」という名前があるのを見つけ、顔も知らない彼の存在が気になっていく。そんな雫とバイオリン職人を目指す聖司のピュアな恋心を描いたストーリーだ。
『魔女の宅急便』(1989年)は金曜ロードショーですでに15回以上も放送されている名作。13歳の魔女・キキと黒猫のジジが魔女のいない見知らぬ街に降り立ち、空飛ぶ“宅急便屋さん”で人々の思いを乗せさまざまな荷物を届けながら、喜び、悩み、そして成長していく物語。
松任谷由実(荒井由実)の名曲『ルージュの伝言』と『やさしさに包まれたなら』との絶妙なマッチが多くのファンを呼び、今でも愛され続けるジブリの代表作となっている。
ジブリの金ロー、あえてテレビ放送で
「さまざまなジブリ作品がある中で、この2作品はどちらも10代の少女が失敗やスランプを経験し、葛藤をしながらも一歩前に踏み出す成長の物語という共通点があります。恋心も描かれていますが、ストーリーの軸はあくまでも“自立や成長”。また、使われている音楽の印象が強い作品ですね」(テレビ誌記者)
今の時代、サブスクで見ようと思えばいつもで見ることができるジブリ作品。しかもテレビ放送とは違い、毎度入るCMもない。
それなのに、《絶対にテレビで見たい》《リアタイ(リアルタイム視聴)必須!》《テレビで見るからこそ、新しい発見がある》などの声があるように、なぜテレビ放送を喜ぶ声がここまで多いのだろうか。
「全てのジブリ作品に共通するのは、作品の持つ“圧倒的な地力”。映画館でもDVDでもなく、お茶の間でCMを挟みながら、日本中の誰かと同時に見ているという連帯感、これこそが金曜ロードショーの醍醐味なんです。
CMの間にトイレに行ったり、お菓子を用意したりする時間も含めて見るのが“テレビで見るジブリ放送”の儀式なんです。また最近では、リアルタイムでXなどのSNSでツイートするのも楽しみのひとつのようですね」
コナンのスリリングな展開で火照った頭を、優しくクールダウンさせてくれる5月のジブリ。“絶対に裏切らない”5月の金曜夜がやってくるーー
