先月末、40年の歴史に幕を閉じた『アッコにおまかせ!』。その後番組として4月5日にスタートした『上田晋也のサンデーQ』に、早くも厳しい視線が向けられている。
新鮮味ゼロの新番組
「『上田晋也のサンデーQ』はくりぃむしちゅー上田晋也さんが司会の生放送の情報番組ですが、その直前に同じTBSで放送されている『サンデー・ジャポン』との“既視感”があまりにも強く、新鮮味がゼロなのです……」(芸能ジャーナリスト、以下同)
司会は上田とTBSの浦野芽良アナ。この日の出演者はヒコロヒー、浮所飛貴、中川安奈、カズレーザー、DAIGO、庄司智春といった顔ぶれだった。
だが、その中身に視聴者は首をかしげたという。
「司会が直立し、他の出演者が座るスタイルは完全に『サンジャポ』を想起させます。さらに、スタジオは円形に近いレイアウトで、カメラが時折、全体を俯瞰で抜く演出もそっくり。パッと見で“同じ番組”に見えてしまうのです」
番組名の“Q”は“question(質問)”の意味。出演者の疑問に専門家が答える構成だが、この点も目新しさはない。
「出演者の疑問を起点に議論し、専門家が解説する流れは『サンジャポ』でもおなじみです。違いは『サンデーQ』では専門家が常にスタジオにいる点くらいですが、本質的な構図は変わりません」
こうした“丸被り感”に対するツッコミは、放送中からSNSでも噴出した。
《延長されたサンジャポにしか見えない》
《ここまで似せて連続でやる意味あんの?》
《出演者が違うだけ?》
と、辛辣な声が相次いでいる。放送作家が語る。
「『サンデーQ』は“ニュースを自分ごととして捉え、専門家の解説で理解を深める”ことをテーマに掲げていますが、こうしたワイドショーのコンセプトは、実はあってないようなもので、編成部に企画を通すときの“売り文句”のために急ごしらえされることが多い。そのため、コンセプトが多少違っても、見た目や進行が同じなら視聴者は差を感じにくいのです」
では、この“既視感”の正体はどこにあるのか。
「チーフ作家や総合演出が『サンジャポ』と同じなんです。他にも制作陣が共通している部分が多い。スタッフが同じなら、番組の設計も似てしまうのは当然でしょう。差別化しようにも限界がある。ただ、和田アキ子が好き勝手にしゃべり、その発言に対する非難も多かった『おまかせ』のように、1人の意見に視線が集中するMCではなく、上田さんのように他の出演者に話を振りながら全体を回す“バランス型”の進行にして、リスクを避け“安全パイ”に振った点は評価できます」
ただ、「巨大パネルで進行する」という独自色があった『おまかせ!』形式を踏襲していたほうが、まだ番組としての個性は際立っていたという指摘もある。
とはいえ、始まったばかりの新番組。このまま“サンジャポの延長戦”で終わるのか、それとも独自色を打ち出すのか――。真価が問われるのは、これからだろう。
