高市早苗首相

 4月7日放送の『居酒屋プライム放談』(BSフジ)で、自由民主党広報本部長で衆議院議員の鈴木貴子氏が、高市早苗総裁のポスター戦略について語り、その“異例すぎるこだわり”が注目を集めた。動画は『BSフジ プライムニュース』のYouTubeチャンネルでも公開されている。

計算された手の角度

 番組内で鈴木氏が明かしたのは、“つくり込まない”という一見すると逆説的なコンセプトだ。

「通常、政治家のポスターはシワを消し、ライティングで威厳を際立たせるのがセオリーですが、鈴木さんは《シワはそのまま残し、スーツも普段着ているものを使った》と真逆の選択をしています。“盛らない”こと自体を演出にかえる発想です。視線も《まっすぐ向き合う》ことにこだわり、どこか遠くを見る“理想のリーダー像”ではなく、“生身の政治家”としての存在感を前面に出したそうです。かなり戦略的なさまがうかがえます」(政治ジャーナリスト、以下同)

 さらに話題を呼んでいるのが、全身ポスターにおける“生足”の演出だ。

「鈴木氏は番組内で《総理の生足、見たことありますか?》と問いかけ、従来の政治ポスターではほとんど見られない大胆な構図に踏み込みました。これまでのポスターは、どうしても“距離”を感じさせるものが多かったからこそ、あえて人間らしさを出すことで、心理的な距離を縮める狙いが感じられます。また、右手のポージングには、《あなたとともに感》を表現するため角度や指先のひらき方まで計算されており、無意識レベルで見る人に“共感”を与える仕掛けが込められていました」

高市早苗首相が大きく写った自民党の新しいポスター(自民党広報の公式Xより)

 こうした一連の演出から浮かび上がるのは、鈴木氏の“プロデューサー的視点”である。単なる広報の枠を超え、ビジュアル・心理・メッセージを一体化させた総合的な設計力は、従来の政治コミュニケーションとは一線を画している。

 SNS上でも、その手腕を評価する声が寄せられている。

《貴子ってば、言葉巧みで頭の回転早いし、賢いし、面白いし、クリエイティブでプロデュース力最強、あとお茶目で可愛いので凄い好き》
《広報部長は鈴木貴子さん一強。でも鈴木貴子さんは広報で収まる器でもないけど》
《広報本部長すごいわ。テレビ局でディレクターとして取材をしたり人を動かす経験が生きているのでは》

 こうした“あえて盛らない戦略”が、有権者の心にどう作用したのか。その答えの一端は、衆議院選挙での自民党の大勝という結果にもにじんでいるのかもしれない。