開幕から二刀流でフル回転している大谷翔平。新たな記録も達成した。
イチローの記録を抜いてトップ
「打撃では日本時間4月11日のレンジャーズ戦で、昨シーズン途中から合わせて44試合連続となる出塁に成功。これは2009年のイチローさんの記録を抜いて日本人メジャーリーガーでトップとなりました。
投手としては、ここまで2試合に登板。4月1日のガーディアンズ戦では、6回をわずか1安打無失点に抑えて今シーズン初勝利。9日のブルージェイズ戦でも6回1失点と好投しました」(スポーツ紙記者)
こうした活躍について、メジャーリーグ研究家の友成那智(ともなり・なち)さんが解説する。
「投手としては完璧です。後はこの調子がいつまで続くか。シーズンを通して二刀流というのは体力的に考えにくい。チームとしても、プレーオフのある10月にピークを持ってきてほしい。エンゼルス時代も筋肉のけいれんなどを起こしていましたし、7月くらいに成績が悪くなったことも。今年はそうなる前に投手としては一度、休ませるでしょう」
徐々に調子を上げてきている打撃についてはどうか。
「無理に打とうとしていなくて出塁率が高いのは素晴らしいです。シーズンの15分の1くらいの11試合が終わった時点でホームランが3本。15倍すると45本なのでいいペースです。例年は5月から6月くらいに調子が上がってくるので、そのピークがいつになるかですね」(友成さん)
4月11日には大谷のボブルヘッドデーが開催。先着5万4000人に打者・大谷をモチーフにした“首振り人形”が配布された。
始球式は家族が務める
「今年に3度予定されているうちの1回目。ドジャースでの大谷選手のボブルヘッドデーはこれで通算7回目となり、球団史上3位タイとなりました。まだ移籍してから3年目なので、大谷選手の人気の高さがうかがえます」(在米ジャーナリスト、以下同)
ファンサービスの一環ではあるが、選手にとっても大きな意味を持つ日である。
「始球式を、選手の家族が務めることが多いのです。3月29日にあったスミス選手のボブルヘッドデーでは3歳と1歳の愛娘2人が始球式に登場しました。
大谷選手の“家族”が登場したのは、2024年8月のデコピンだけ。真美子さんは球団から打診されたこともありましたが、夫婦で話し合って心臓疾患と闘っている少年に譲っていました」
ボブルヘッドデーについて前出の友成さんはこう話す。
「メジャー選手のほとんどは妻の出産に立ち会いますし、家族はキャンプにも一緒に来ることが多い。日本とは文化が違い、メジャーリーグでは家族を前面に出しますからね」
家族といえば、現地時間2025年4月19日に愛娘の誕生を発表した大谷。もうすぐ1歳を迎えるが“お披露目”はしていない。
大谷が投稿した子どもの写真
「子どもについてインタビューで語ったり、インスタグラムには小さな手足が写っている写真を投稿したことはありますが、顔がわかるような写真はアップしていません。
3月のWBCでは真美子さんと娘さん、デコピンも一緒に帰国していましたが、取材を控えるようにというお達しがあり、テレビやスポーツ紙が報じることはありませんでした。2024年にロサンゼルスに購入した新居を巡っての過剰報道以降、特に家族の安全やプライバシーに神経をとがらせているようです」(前出・在米ジャーナリスト、以下同)
家族を押し出すメジャーリーガーが多い中で“守る”という選択をしている大谷。現地のファンからも好意的な声が多い。
「2025年11月にドジャースタジアム内で真美子さんや娘さんを撮影しようとした動画が拡散されたときには《恥知らず》と撮影者に批判が殺到。現地メディアも“家族の安全を最優先している”と伝えて、大谷選手の姿勢を支持しています。大谷選手が“公式”に発信するのを待つというスタンスが、ファンにもメディアにも根づいているようです」
崩れることのない鉄壁の“守備力”でこれからも家族を守り続けるだろう。
