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 今年の11月にデビュー20周年を迎えるV6。昨年の紅白初出場を皮切りに、今年は15年ぶりに『24時間テレビ』(日テレ系)のメインパーソナリティーにHey! Say! JUMPと一緒に務めることが発表されたほか、8月からはライブツアーが開催予定と大忙しだ。

「V6の活動だけでなく、注目なのは森田剛クン。彼は近年、舞台を中心に活躍してきました。’10 年に主演を務めた舞台では、“厳しい”と有名な演出の蜷川幸雄さんが彼の演技を絶賛。’11 年にも主演舞台で演出を担当した宮本亜門さんに“世界で通用する”と大絶賛されていました」(テレビ誌ライター)

 そんな森田は、来年公開予定の『ヒメアノ~ル』という作品で映画の初主演を務めることに。寒さが残る4月9日の朝9時ごろ、都心から1時間ほど離れた郊外の街で、そのロケが行われていた。

「金髪で目立っていたけど、はじめは全然気づきませんでした。顔つきもすごく怖くて……」(目撃した女性)

 普段は愛嬌のある笑顔でファンを虜にしているのだが……。

「この映画は『行け! 稲中卓球部』などで人気の古谷実さんの漫画を実写化したものです。『週刊ヤングマガジン』に連載中も、内容が過激すぎて物議を醸し、 “実写化は不可能”と言われていたほど。今回、映画でもかなり過激なストーリーに剛クンは挑戦するんですよ。その役に入りきっていたから、“悪人面”だったんじゃないですかね」(映画業界関係者)

 森田は映画版の主人公である“連続殺人鬼の森田”という役を演じる。森田自身も映画化決定の際の取材でこう答えていた。

「決して共感はできない今回の役づくりに関して、監督とお話ししただけでは、理解するのが難しい」

 たしかに“殺人をすることで快楽を得る”という猟奇的な役柄は難しそう。でも、’12 年の雑誌のインタビューでは、こんなことも話している。

「舞台でできたことと、できなかったことがある。できなかったことが、できるようになるとうれしい。単純なんですけど、それが喜び」

 難しい役だからこそ、ちゃんと理解し、仕上げていくということなのだろうか。実際、こんな話も。

「この映画は3月末にクランクインしたばかりですが、監督やスタッフも剛クンの演技を現場でベタ褒めしていて、気合が入っているようです」(前出・映画業界関係者)