4月13日、静岡県内で展開する人気ステーキ・ハンバーグチェーン『炭焼きレストランさわやか』は、新静岡セノバ店を5月13日で閉店することを発表。静岡駅から徒歩圏内で行ける唯一の店舗だったこともあり、悲しみの声が相次いでいる。
1977年、喫茶店としてオープンした『さわやか』。1989年に現在の名称に変更したが、しばらくは静岡県民以外には知る人ぞ知る存在だった。しかし2007年に同県・磐田市出身の長澤まさみがテレビ番組で絶賛したことで、一躍全国区に。
『さわやか』がなくなるのは衝撃
静岡グルメの代表となったことで、東京からアクセスしやすい御殿場プレミアム・アウトレット店や御殿場インター店では、休日ともなると6〜8時間以上の待ち時間になることも珍しくないほど、人気が沸騰している。
今回閉店が発表された新静岡セノバ店は、観光客や車を持っていない人たちからの需要が高かっただけにSNSでは、
《ターミナル駅から歩いて行けるとこの店舗がなくなるのは少々痛手だよねぇ》
《セノバって「さわやかの予約待ちしてる間に買い物する施設」だと思ってるので、閉館の危機じゃないのかこれ》
と、新静岡セノバの今後を心配する声が。静岡新聞デジタル編集部長の公式Xも、
《静岡市内では7月にマークイズ静岡店のオープンが予定されていますが、静岡駅から歩いていける静岡市の中心市街地からさわやかがなくなるのは衝撃です》
と驚きを隠せない投稿をしている。
『さわやか』閉店の理由は
そこで新静岡セノバに閉店の理由を聞いた。
「契約満了のためです。(さわやかの跡地に入る店舗は)未定です」
とのことだった。7月10日に東静岡駅近くにある商業施設「MARK IS 静岡」に新店舗がオープン予定だが、観光客にとってはさわやかを気軽に食べられる機会が減りそうだ。
「MARK IS 静岡はJR東静岡駅からは近いものの在来線しか停車しないので、観光客には不便になりますよね。東静岡駅エリアには駅から1kmほどの距離に静岡池田店もあるので、静岡駅周辺から撤退して同じエリアに作らなくても……という感想です」
車を利用しない観光客が気軽に利用できるのは、新幹線の停車駅でもあるJR浜松駅近くにある浜松遠鉄店のみになりそうだ。
「東京方面から近い店舗だとJR三島駅からもそう遠くない長泉店もありますが、待ち時間に時間を潰せる場所が家電量販店のノジマぐらいしかないんですよね。最近は長泉店もけっこう並ぶので、新静岡セノバ店の閉店は県外の愛好家にとってかなりの痛手ですよ」(同・トラベルライター)
県外からのアクセスの良い店舗の行列は、これまで以上に長くなりそうだ。
