4月14日、連続テレビ小説『風、薫る』の第12話にAぇ! groupの佐野晶哉が本格登場し話題となっている。朝ドラ初登場の彼に視聴者の注目が集まる中、低迷打破のカギはこの新キャラに託されているようで――。
低迷打破の突破口なるか
「娘・環(宮島るか)とともに栃木から逃げて来たりん(見上愛)は、東京・日本橋にある清水卯三郎(坂東彌十郎)の店『瑞穂屋』で住み込みで働き始めます。そこへフランス人の客が来店。『モーパッサンの詩集はありますか?』とフランス語で尋ねてきたため対応できず、慌てて『すみません』と詫びを入れたりん。その瞬間、一陣の風とともに暖簾をくぐって来たのが、佐野さん演じる青年・島田健次郎でした」(テレビ誌ライター、以下同)
流暢なフランス語で対応し、りんのピンチを救った健次郎。その人物像は、かなり個性的だ。
「黒髪の無造作なぼさぼさ頭で顔が隠れ気味、さらに銀縁メガネ。着物姿に赤い本を手にひとりごと。その風貌は金田一耕助を思わせるぶっきらぼうさで、佐野さんにぴったりです」
自ら「変わり者の島田健次郎。シマケン」と名乗り、目を合わせることなく知識を披露しつつも、どこか柔らかさも漂わせる。その独特な空気感に、りんは戸惑いながらも興味を持ち始めている様子だ。
SNS上では、《晶哉くんの声がシマケンのキャラにぴったり》《シマケン早くも沼る予感……》とさっそく評判に。芸能プロ関係者はこう語る。
「今後、この島田との出会いがりんの日常に変化をもたらしていくようです。重要な役どころを佐野さんはオーディションで勝ち取り、朝ドラ挑戦はこの10年で3回目くらいとのことです」
日本初の「トレインドナース(正規の訓練を受けた看護師)」となった女性モデルに、見上愛、そして上坂樹里がWヒロインを務める同作。だが、その船出は厳しい。
「初回の3月30日は世帯視聴率14.9%でしたが、その後はじわじわ下降。4月13日時点では13.7%とはっきりと数字を落としています」(前出・芸能プロ関係者、以下同)
前作『ばけばけ』の初回16.0%を下回るスタートからさらに右肩下がりという状況。不安の声も出ているが、ヒロインの相手役が“起爆剤”となるケースは少なくない。
「2006年度前期『純情きらり』で、有森桜子(宮崎あおい)の夫となる松井達彦役を演じた福士誠治さん、2015年度後期『あさが来た』の五代友厚役でブレイクしたディーン・フジオカさん、2021年度後期『カムカムエヴリバディ』で橘安子(上白石萌音)の夫となる雉真稔を演じたSixTONESの松村北斗さんなどもいます。
今のところ『風、薫る』は大きな山場もなく、Wヒロインを同時進行で描いているぶん、一人ひとりのドラマがやや薄く感じられてしまっています。その中で“クセ強”の佐野さんの登場が、視聴者を引き留める存在になるかもしれません」
これから“シマケン”がどんな風を巻き起こすのか――。
