劇場版『名探偵コナンハイウェイの堕天使』に公開に合わせて、東京・渋谷駅で展開されているプライムビデオの巨大広告 撮影/編集部

 4月10日、人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ第29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が公開された。3日間の観客動員数は231万8009人、興行収入は35億213万7800円を記録し、シリーズ過去最高の滑り出しとなった。

平均座席稼働率は36.3%

 '23年公開の『黒鉄の魚影(サブマリン)』は138.8億円、'24年公開の『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』はシリーズ最高の158億円を記録。昨年公開された『隻眼の残像(フラッシュバック)』も147.4億円と、3年連続で100億円の大台を突破。

 東宝を代表するキラーコンテンツになっただけに、今年は公開初日に横浜の劇場で1日に59回上映されるなど、 “時刻表並”の上映回数も話題になった。

 例年以上に上映回数を増やして臨んだ劇場が多かったこともあり、シリーズ最大のヒットを期待する声も多いものの、暗雲が立ち込めている。

映画情報まとめのアカウントなどを中心に、“今年は微妙だった”という声が散見されているんです。その結果、“鑑賞するのを見送った”という人も出始めています」(映画ライター、以下同)

 興行収入情報を紹介するアカウントによると、『ハイウェイの堕天使』の初週土日上映1回あたりの平均座席稼働率は36.3%に留まったという。

 平均座席稼働率を紹介した投稿の引用欄やコメント欄では、

《上映回数が過剰だとは思うけど、あのわけわからん数の上映回数に対して36%も埋まってるのはやっぱすげーわよ》
《めちゃくちゃ下がってるように見えるが、上映回数が相当増えているというトリックがある》

 という冷静な指摘もあるものの、

《日曜の夜の回、キャパの1割もいなかったから快適だった》
《SNSでつまらないつまらない言われて見に行くのやめた人多そうだよなぁ》

 という声も。

「最新作も決してつまらないわけではないのですが、何度も見たいと思うような要素は少なめなので、リピーターは過去作品よりも減りそうです」

 またSNSでの賛否に加えて、今後頭打ちになりそうな要素も。

24日には『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の公開が控えています。日本に先駆けて1日から海外で公開されていますが、全世界興収は日本円にして1000億円を突破するなど、記録的な大ヒットとなっているんです。日本での配給は東宝東和が担当するため、24日以降は『ハイウェイの堕天使』の上映回数は一気に減るでしょう

 4年連続、100億円突破という記録を打ち出してほしいがーー。