4月15日に発売された『月刊コロコロコミック』5月号で、1977年5月発売の創刊号より掲載された『ドラえもん』が最終回を迎えた。現在も“原作”の連載が続いていたことに驚く声と共に、かつての読者だった“元少年”たちはコロコロの現価格にも驚いてーー。
【「藤子・F・不二雄名作劇場 ドラえもん」は今月号で最終回となります。長い間応援いただき誠にありがとうございました。」】
『ドラえもん』49年間のフィナーレは実にあっけない終わり方だった。のび太が調子に乗ってドラえもんの未来道具を悪用するも、最後には泣きを見る展開の見慣れたオチ。一般にいう“最終回”とは異なるが、それも当然のこと。
コロコロで掲載されていた『ドラえもん』は、「藤子・F・不二雄名作劇場 ドラえもん」という名の過去作品の“再掲載”で、藤子・F・不二雄プロによる新作を連載していたわけではない。
正確に言うと、1995年に連載は一度終了しており、現在の再掲載がスタートしたのは2002年から。とはいえ休載期間には劇場版の原作漫画の掲載は続いており、やはり49年にわたって読者を楽しませてきた事実はある。
「昔毎月買ってた時は300円台」
そんなドラえもんの“有終の美”を見届けるべく、また今回の発表でコロコロコミックを懐かしく思い、書店で最新刊を手に取った“元少年”もいることだろう。がーー、
《今のコロコロの値段770円… 昔毎月買ってた時は300円台》
《えっ、コロコロって今770円もするの!? 330円じゃなくて???》
《コロコロって今770円すんのか… 小学生の頃は500円くらいだった記憶》
《小遣いから500円出したり出せなかったりで親の手伝いとかしてギリ毎月買ってたけどほぼ800円って、なんと生きづらい時代だ》
Xでは、現在の「770円(税込)」との価格に驚きの声も上がっている。
1977年の創刊時は320円だったコロコロ。1980年代になると10円上がって330円、1990年代半ばには400円となり、2000年に480円、2010年には500円。号数によって価格変動はあれども、2020年以降は600円台とワンコインでは購入できなくなった。
そして現在は700円台となり、ドラえもん最終回が掲載された最新号は770円。コロコロも物価高の煽りを受けているのだろう、子どもたちの毎月のお小遣いでは気軽に捻出できない価格にも思える。
しかも漫画作品やコミックも電子版が主流になりつつある時代、月刊誌とはいえ漫画雑誌に約800円は高額とも言えるが、かつてコロコロ読者だった“元少年”のエンタメライターによると、
本物の玩具も「付録」でついてくる
「コロコロのページ数は600〜700ページと、他の月刊誌と比較するとかなりの大ボリュームと言えます。そして今も昔も少年少女を惹きつけるのが、電子版にはつかない付録。価格上昇の背景には物価高もさることながら、実は年々豪華になっている付録も関係していると思います」
最新号でも連載中の人気漫画『逆転バリバリバース』から、作中でも使用される弾いてぶつけてバトルする「バリバコイン」(通常価格は税込396円)の限定版、『限定本物ふろく バリバコイン「ラッティー」コミックver.』なる付録もついてくる。コミック+玩具代と思えば、決して高くない価格というわけだ。
「特に『ポケモンカード』関連の付録がついた号は、コロコロ関連雑誌も含めて即完売もあるようです。これまでもミニ四駆や妖怪メダルなど、時に大人を巻き込んでの社会現象を起こしてきたコロコロですが、今も支持される理由は漫画だけでなく、付録への企画努力もあるのでしょう」(前出・ライター)
なるほど、年を重ねて成長したのはコロコロも同じようだ。
