セブンイレブン(写真はイメージです) 撮影/編集部

 4月21日から、セブン-イレブンがホットスナックの新商品「揚げたこ焼き(3個入り・6個入り)」を発売する。意外なメニューの登場に驚きの声が広がった。

品質にこだわったセブンイレブンのたこ焼き

セブンイレブンが発売開始する揚げたこ焼き(公式サイトより)

 価格は3個入りが198円(税込213.84円)、6個入りが396円(税込427.68円)。店内で揚げてから提供され、“生地のとろーり食感が味わえるできたて品質”にこだわった一品だ。生地にはカツオベースの出汁を使用し、魚介の旨味を凝縮させた味わいが特徴。

 タコは大ぶりにカットされ、食べ応えにも配慮されているそう。ソースとマヨネーズを別添えにすることで、持ち帰り時でも揚げたての食感を損なわない工夫も施されている。

 開発担当者は、《近年、たこ焼き市場が拡大していることを受け、国内外のお客様に楽しんでいただきたいという想いから開発いたしました》《単なる温め直しではなく、店内で最終調理して初めて完成する、揚げたての品質にこだわっています》と説明する。

 これには、《お値段も手頃で出来立てを食べれるのはいいね》《ちょっとお腹すいたときに、3個からの販売は嬉しいかも》と歓迎する声も上がった。

 その一方で、今回の価格設定に

《冷凍たこ焼きを油で揚げただけでこの値段はコスパが悪いかな》

《家で食べられるものをわざわざ買わないかな。しかもびっくりするくらい高い》

《冷凍を揚げただけなのに200円以上?強気の価格ですね》

 と厳しい意見も少なくない。

業績は2期連続で前年を下回る

「若鶏のからあげ5個入りが税別280円なので、3個198円、6個396円という価格は、セブンのホットスナックとしてはやや強気な設定といえなくもありません。原材料費や人件費の上昇を反映したものとみられますが、節約志向が強まる中では割高感を持たれやすいでしょう」(流通アナリスト)

 さらに、こうした価格設定の背景として、企業側の収益状況にも注目が集まる。4月9日には、株式会社セブン-イレブン・ジャパンが加盟店の利益状況を公表。2024年度は前期比4.3%減、2025年度は上期が4.2%減、下期が0.7%減となったことを明らかにした。

「阿久津知洋社長は、業績が2期連続で前年を下回った点について“非常に大きな課題で、責任を感じている”と述べています。今後は、時間帯によっては1人で店舗を回せる体制づくりを進め、人件費の抑制を図る方針を示しました。しかし、この“ワンオペ”推進には現場負担の増加を懸念する声も根強いです」(前出・流通アナリスト)

 “ワンオペ推進”に批判の声があがる中で発表された今回の新商品。調理工程が増える商品の導入に疑問を呈する声も目立つ。

《店員大変すぎるやろ。レジや品出しと重なったら絶対に回らない》

《新しい機材を導入して人手が必要なものばかり増やしておいて、ワンオペを推奨するとか頭おかしいやろ》

《ワンオペ導入で炎上してるのにさらに人手が必要な企画を導入。経営陣は現場を分かっていないようでそりゃ客離れにもなるはずですね…》

 また、そもそも店内で揚げるので《たこ焼きじゃないよね》といった指摘も見受けられる。手軽さと“できたて感”を打ち出した新商品。利便性を求める消費者に受け入れられるのか、それとも価格や現場負担への不満が上回るのか。苦境に陥るセブンの今後を占う試金石となりそうだ。