まず動いたのは、宮根誠司だった。4月16日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、思わぬハプニングが起きたのだ。
生放送中の“神対応”に絶賛
「この日、番組では京都の行方不明だった男児の事件で父親が逮捕されたニュースを紹介。弁護士の亀井正貴氏が、今後の捜査ポイントを説明していたときでした」(芸能ジャーナリスト、以下同)
立ったまま、それまでは流暢に話していた亀井氏が、途中から声がかすれ呂律が回らなくなってしまう。
「前後不覚で目の焦点も合っていない状態の亀井氏に真っ先に駆け寄ったのが宮根さんでした。そのまま寄り添いながら介抱し、『大丈夫ですか? 先生、体調大丈夫?』と声をかけ、『一回座ってください』と促したのです」
CM明けには亀井氏について、「体調を崩されまして念のため病院に行かれました。意識ははっきりされています」と説明。コメンテーターとして出演していた医師の木村好珠氏が付き添っていることも伝え、番組を落ち着いて再開させていた。
番組の最後には、亀井氏が低血圧だったものの回復したことも報告。とっさの対応に、SNSでも称賛の声が相次いだ。
《新人アナだったらオロオロして終わりだろうに…こういう対応力ってさすがベテラン》
《宮根さんの判断力がプロすぎて鳥肌立った》
9月末で番組勇退を決めている宮根。だが、ここ数年は発言や振る舞いへの批判も目立ち、惜しむ声ばかりとは言い難い状況が続いていた。“晩節を汚すのではないか”という見方さえ出ていたのも事実だ。
「転機となったのは2012年。妻とは別の女性との間に3歳の女児、いわゆる“隠し子”の存在が報じられたのです。これで芸能人の不倫問題を扱う際の説得力が一気に薄れましたね」
2015年からは『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)が全国ネット化され、視聴率争いで猛追される展開に。実際、関東・関西・名古屋3地区の昨年1年間の年間視聴率では『ゴゴスマ』に後塵を拝した。
そんななかでも、トラブルは続いた。
「2024年3月、韓国のソウルでのMLB開幕戦取材中、現地で禁止されている路上で電子タバコを喫煙。その様子が拡散され、謝罪に追い込まれました。昨年1月には、自身のコーナーを終えて気を抜いていたデーブ・スペクター氏に対し『まだ終わってないよ! 番組!』と叱責。パワハラまがいの場面も波紋を呼んだことも。最近でも3月末、先の京都男児行方不明事件報道で“親族”を“遺族”と言い間違えるという、あるまじき失態。4月9日には声がガラガラで聞き取りづらい状態が続き、“限界説”までささやかれていたのです」
それだけに、今回の対応は印象的だった。
「トラブルに気づいた瞬間の動き、声のかけ方、その後の冷静な説明まで含めてすべてがスムーズで、視聴者に不安を与えない立ち回りでした。長年の生放送で培った判断力が出た場面でしょう。晩節を汚すどころか、最後に評価を引き戻したとも言える対応でしたね」
卒業まで残り5カ月。惜しまれつつ去るか、賛否を残したまま終わるのか――最後の“着地”に注目が集まっている。
