2025年7月、参院選での『チームみらい』安野貴博党首

 4月17日、『時事通信』でインタビューが公開された『チームみらい』の安野貴博党首。そこで明かした今後の方針が、有権者たちの間で物議を醸している。

自民党から呼びかけがあったら「検討」

 安野氏は今後の日本政治について「いろんな政党が少しずつ連立を組み替えていくモデルがいい」とコメント。現在、与党の立場にある自民党が政権の中心となることには「短期的には現実的な在り方だ」とした上で、同党から政権参加への呼びかけがあった場合は「常に検討の俎上(そじょう)には載る」と述べている。

「チームみらいは、昨年5月に安野氏が結成した党。発足からわずか1年足らずですが、現在は衆院11議席、参院1議席を有している新進気鋭の党です。“デジタル民主主義”を掲げる安野氏は党勢拡大に意欲的で、法案を国会に単独で提出できる衆院21議席、参院11議席、合わせて32議席の確保を当面の目標としています」(全国紙政治部記者)

2025年7月、参院選での『チームみらい』安野貴博党首

 そんな方針の中、連立政権入りの打診があれば検討するとした安野氏。今回の発言に対して、世間からは「結局、今支持率が下がり、自分達の保身の為に自民党にすり寄っているように見える」「デジタルだ何だと耳障りの良い言葉を並べても、その本質が“自民党への合流検討”では既存の古い政治と何ら変わりない」「新党作ってすぐ与党に合流という考えは間違い。だったら最初から与党から立候補しろ」など、厳しい意見が寄せられている。

 ただ、安野氏はインタビューで「得られるものと失うものをてんびんに掛けた上で最終的に意思決定する」「衆院で3分の2を獲得している自民にとって何かをわれわれにギブするインセンティブは低い。得られるものがどこまで大きいか、シビアに見ていく必要があるだろう」と、自民党との合流には慎重な姿勢も示している。

「安野氏は、衆院選に向けて結集した中道改革連合などの動きについては“多党がしのぎを削る状態が望ましい”と反対の意向を示していますが、これについても“多党が競い合う政治が理想と言いながら、自民中心が現実的として連立も否定しない。この時点で立ち位置がかなり曖昧”などといった声が上がっています」(政治ジャーナリスト)

 政権参加にやぶさかでは無い姿勢を見せた安野氏だが、目標としている32議席の確保は「無理にウイングを広げなくても今の主張を維持した状態で達成し得る水準」「現実的に到達可能なサイズ」とも語っている。果たして、彼らの“みらい”は――。