《京都小6男児遺体遺棄事件》遺体が発見された安達結希くん(京都府警提供)と、一家で住んでいた自宅

 京都府南丹市で、同市立園部小学校の安達結希さん(11)の遺体が遺棄され、死体遺棄の疑いで父親の安達優季容疑者(37)が逮捕された事件。週刊女性編集部は、容疑者の逮捕前に親子の“不協和音”を耳にしていた――。

容疑者が結希さんを殴る

 死体遺棄容疑で逮捕された優季容疑者は、殺害を認める供述もしている。3月23日に行方不明になって以降、遺体が見つかるまで捜索ビラを配布するなど結希さんの行方を捜すふりをしていたが、すべては“狂言”だったというわけだ。

「3月25日くらいに、捜索ビラを“貼ってください”と、眼鏡をかけた男性が車で来ました。それが父親だったと知ったのは、逮捕のニュースを見たときです。てっきり消防団の人かと思っていたので、驚きましたよ。印象としては、切羽つまったような感じではなく、わりと冷静というか、冷徹な感じでしたね。“探しています”と言っておきながら、結希くんの場所は自分がいちばんよく知っていたなんて……」(30代の飲食店店員男性)

 捜査関係者によると、生前の結希さんが容疑者を嫌っていたという情報があり、失踪翌日には容疑者を疑っていたという。

《京都小6男児行方不明事件》義父自らが商店などに配布した、安達結希さん捜索自作のビラ

 そして、逮捕状が請求されたのは4月15日。この日、近隣に住む主婦が、容疑者と結希さんの関係を物語るような記憶を明かしていた。

「結希くんへの冷たい態度は日常的だったようで、結希くんは父親のことが大嫌いだったそうです。友だちに父親のことを何か言われたときにも、“オトンのことは言わんといて”と、話題にするのも嫌だったみたい。また、結希くんは精神的に少々、不安定なところがあったと聞いています。朝、学校に着くと、まず一旦保健室に寄ってから教室へ行っていた。教室に行かず、保健室で一日中過ごすこともあったようです。もしかしたらお父さんとの関係に悩みごとを抱えていたのかもしれませんね」

 府警は結希さんが虐待を受けたとの相談は把握していないとしているが、別の近隣住民はある“決定的な場面”を目撃していた。

「結希くんが行方不明になる少し前に、ホームセンターで父親に殴られているのを見ました。今思えば、あれは虐待だったのかな。ただ、まさかこんなことになるとは……」

 警察は引き続き、結希さんや優季容疑者、家庭内の人間関係などの背景を捜査するとしている。

 徐々に進む、事件の真相解明。幼い命を奪った優季容疑者の動機は、果たして……。