YouTuber『破天荒夫婦』(公式YouTubeチャンネルより)

 4月11日、登録者数39万人を誇るYouTuber『破天荒夫婦』が謝罪動画を公開した。ファンに対してお詫びしたのは、それから数日前に投稿していた動画について。『破天荒夫婦』が新幹線のグリーン車で移動中、子どもと動画を撮影していた際、居合わせた別の乗客から注意を受けたという。これに対して『破天荒夫婦』は怒り心頭。

憤慨したYouTuberに“逆ギレ”批判

YouTuber『破天荒夫婦』(公式Xより)

「変なジジイに絡まれた」「あんな心の狭い奴は乗る資格がない」と憤慨した動画をアップしていたのだが、これが“逆ギレ”として捉えられて、次のようなコメントで荒れたのだった。

《怒鳴られて当然》
《公共のマナーを守れ》
《配慮が足りてなかった》

 この炎上をきっかけに、新幹線でのマナーをめぐる議論も勃発。

 そこで週刊女性PRIMEは、JR東海に対して車内での撮影や配信の可否について見解を求めた。

 まず、個人による撮影は、一定の許容があるという。

「お客様個人でお楽しみになられる範疇で、旅の思い出づくりなど、写真や動画を撮影していただくことは妨げておりません」(JR東海の広報担当者、以下同)

 一方で、近年増加しているYouTubeなどへの投稿を前提とした撮影については、

「収益性のあるサイトへの投稿など、営利目的での撮影に関しては、当社の敷地内での撮影は、原則お断りさせていただいております」とのこと。

 つまり“思い出”としての撮影は問題ないが、収益化を伴うコンテンツ制作は基本的に認めていないというスタンスだ。

撮影を行う場合には別途ルール

 実際、一般企業などが撮影を行う場合には別途ルールが設けられている。

「法人・企業様向けに、有料で、駅構内や鉄道車両内での撮影が可能なサービス『JR東海ロケーションサービス』をご提供しております」

 今回の『破天荒夫婦』については、直接的な言及はないものの、もし“収益を伴う動画撮影”である場合は、ルールを問われても不思議ではない状況だったと言える。新幹線車内という空間においての特別なマナーは存在するのか。JR東海の広報担当者はこう説明する。

「当社では、安全の確保を最優先に、お客様みなさまが快適にご旅行いただけるよう環境整備等に努めており、適宜、車内巡回を行い、必要に応じてお声掛けをさせていただいております」

 さらに、利用者同士の配慮の重要性も強調する。

「一般の公共スペースと同様に、お客様同士でマナーを守り、譲り合い、お互いを思いやる気持ちを持っていただくことも大切であると考えております」

 実際、車内でトラブルに遭遇した場合についても、

「マナーを逸脱するような場面に遭遇された際や、お困りのことがございましたら、乗務員やパーサー、警備員へお申し出いただきますと幸いでございます」とのことで、乗務員への相談が基本的な対応となる。

 SNS時代において、公共空間での振る舞いは瞬時に拡散され、ときに大きな批判を呼ぶ。公共の空間を共有するため、最低限のマナーが必要のようだ。