読売ジャイアンツは4月20日、丸佳浩外野手(36)と山瀬慎之助捕手(24)の出場選出登録を抹消した。ここまで打率0割台の丸はいざ知らず、自身初の開幕1軍を勝ち取り、4月11日にプロ初ホームランを打った若手捕手の2軍落ちにX上で賛否が起きている。
《山瀬くん抹消は納得いかない 経験不足はあるけどバッティング頑張ってるじゃん》
《山瀬捕手はもう少しチャンスをあげてほしかったな。2軍で勉強することはもうないでしょ。》
《山瀬に一軍は早すぎる三軍、二軍で成長してから 小林が二軍なのに山瀬が一軍の意味がわからない》
《山瀬の抹消はThis is巨人軍って感じだな…育成と勝利命題の両立の難しさ…》
プロ入り6年目の2025年シーズン、イースタンリーグで打率3割をマークした“打てる捕手”として、今年は1軍でもレギュラー争いを期待された山瀬。ここまで5試合の出場で打率.231、本塁打1本に2打点と、1割台のレギュラー捕手・岸田行倫選手(29)よりは結果を残しているように見える。
それでも覇権奪回が至上命令の阿部巨人にとって、10勝9敗で3位の現状(4月21日時点)では山瀬を1軍で“育てる”余裕もなく、抹消も致し方なしと見る向きもある。山瀬に代わりに昇格したのは、経験豊富なベテラン・小林誠司捕手(36)だ。
「山瀬トレード」がトレンド入り
とはいえ“お試し”期間を終えたのか、開幕から1か月も経たない中での抹消に、阿部監督の“見切り”の早さ以外の理由を勘ぐる声も散見される。
《トレードするのかってぐらい不自然な山瀬の登録抹消》
このタイミングで発表に他球団への「トレード」説も浮上。「山瀬トレード」がトレンド入りする事態も招き、巨人ファンの混乱を招いているわけだ。たしかに“伏線”はあった。
2025年オフの契約更改で、球団の提示に1度は「保留」をしてみせた山瀬。在京球団を担当する野球ライターが解説する。
「イースタンで結果を出したにもかかわらず、2025年の1軍出場はたったの1試合。さらに甲斐拓也捕手(33)をFA補強したことで、今年も出場機会が与えられないのは明らかでした。ならば彼自身、稼いでいくためにも移籍を希望するのは当然のこと」
結局、2度目の交渉で年俸320万円アップの1000万円で更改。2軍捕手の「保留」、さらに年俸アップと異例尽くしの契約更改を終え、そして与えられたのは開幕1軍の切符。しかしながら、一連の言動は山瀬自身の“首を絞めた”ようにも思える。
5月にトレードされた秋広優人
「球団にしてみれば査定に“ケチ”をつけられ、少なからずイメージを損ねただけに、山瀬には相応の結果を求めるのは当然。しかし打棒こそ片鱗をのぞかせるも、彼がスタメンマスクをかぶった試合は4戦全敗と、1軍の試合に対応しきれていない拙いリード、記録に残らないミスも目につきました。
阿部監督にしてみれば、まだまだ1軍の捕手ではない、いや、それどころか“見切り”をつけた可能性もあります。秋広の一件もあるだけに、これはどの選手にも言えることですが、開幕早々のトレードがないわけではない」(前出・野球ライター、以下同)
阿部監督が二軍監督時代から指導にあたっていた、師弟関係にあったと思われた秋広優人選手(23)。ブレイク間近の“ロマン砲”と期待されつつも2025年5月、シーズン開幕から2か月もしない中で福岡ソフトバンクホークスにトレードで放出され、巨人ファンを驚かせた。
「決してウワサされたような不仲ではありません。阿部監督の決断力が早いのは確かですが、巨人での結果にどこかで満足していた秋広に据え兼ねて、“環境を変えた方がいい”との親心でもあったと思います。
そして山瀬も現状、まだまだ1軍では戦えないと判断された。ここから2軍でもう1度ガムシャラに練習して這い上がれるのか、それとも……」
阿部監督はどんな決断を下すのか。
