世間が関心を寄せる京都府南丹市園部町の小学生・安達結希さんの行方不明事件。行方不明から約3週間が経過した、4月16日に父親・安達優季容疑者が死体遺棄容疑で逮捕され、事件は大きく動いた。しかし、いまだ死因や動機は明らかになっていない状況だ。
悲しみが広がる南丹市園部町
4月上旬には、事件の現場となった南丹市に大勢の報道陣が駆けつけていたが、父親の逮捕から、その数は徐々に減っている。
「遺体が発見されて、容疑者が逮捕されたので、ひとまずは安堵しています。住民の間では行方不明当初から、“父親が怪しいのではないか”と考えていましたよ。
動機については、男が妻の連れ子を殺すケースと重なる部分があるのではないでしょうか。結希くんの言動にカッとなって、衝動的に手をかけた可能性もあると思います」(園部町の住民)
結希さんの遺体は4月13日に市内の山林の農道脇で発見されたが、この遺体は複数個所に移動させていたことがわかっている。いったい、なぜ移動させる必要があったのだろうか。50代の男性住民は、次のように推察する。
「ご遺体を農道に放置していたら、すぐに見つかりますよ。多くの住民が通る道ですから、遺棄して数時間もすれば、必ず見つかる場所だと思います。農道に置かれていたということは、かなり慌てていたのかもしれませんね。犯行全般については、ひとりで行ったのではないかと考えています」
遺体発見現場は「みんな通る場所」
90代の主婦も、この農道について話す。
「遺棄された農道周辺に農地を持っている人はみんな通る場所です。犬を連れて散歩する人もいますからね。
近所のおじいさんが死体発見の前日に山菜採りに行ったときは“何もなかった”と話していました。そのくらい人通りのある場所なんです。そんな場所に遺体を置いたら、1日どころか、数時間で見つかってしまいますよ」
複数個所に遺体を移動させた理由は明らかになっていないが、土地勘がある住民らからは“なぜ見つかりやすい場所に置いたのか”という疑問が残っているようだ。
この事件は市内外のみならず、全国から関心が寄せられていたが、中には実際に現場に足を運ぶ人も。
「兵庫県から片道2時間かけて車で来ました。結希くんが行方不明と知った当初から、なんとか無事に助かってほしいと願っていました。亡くなってから1週間ほど経ちましたが、ようやく来れましたよ。
父親に命を奪われるなんて…本当に痛ましい事件です。死体遺棄で逮捕されましたが、今後はどんな展開になっていくのでしょうか……」(献花台に献花に来ていた30代の女性)
父親の逮捕後も深い悲しみが広がっている園部町。安寧を取り戻すまでには、なお時間はかかりそうだ。
