田原総一朗氏

 田原総一朗氏が司会を務める『朝まで生テレビ!』(BS朝日)。1987年から続く“生放送”の老舗番組が、驚くべきリニューアルを発表し物議を醸している。

「朝まででもなければ生でもなくなった」

 田原氏といえば、昨年10月19日に放送された『激論!クロスファイア』(BS朝日)で、高市早苗首相をめぐる討論中に「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言し、大炎上したことが記憶に新しい。

 放送後の10月21日、BS朝日は田原氏に厳重注意。田原も自身のX(旧ツイッター)で《発言の主旨は、野党に檄を飛ばそうとしたものでしたが、きわめて不適切な表現となり、深く反省しております》と謝罪したが……。

「最終的に、BS朝日は《田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました》と発表。ところが、そんな炎上からわずか1週間後の10月26日、『朝まで生テレビ!』で再び問題発言が。

 田原さんは“高市さんが総理大臣になったことに賛成の人、手挙げて”と、ほかの出演者に手を挙げさせる質問を放ち、視聴者から“まったく反省してない”“討論番組で司会者がどちらかに偏った発言をするのはフェアだと思えない”といった批判が改めて続出しました」(スポーツ紙記者)

 繰り返される田原氏の炎上発言。そんな『生テレビ』に関して発表されたのは、驚きの内容だった。

 番組公式サイトで“お知らせ”として発表されたのは、《この春、テレビ朝日での放送開始から40年目に突入する『朝まで生テレビ!』は4月26日(日)から事前収録の1時間番組になります》という文章。

編成制作局長を懲戒処分

 この発表内容に対して、世間からは「朝まででもなければ生でもなくなった」「タイトル変えろよw」「タイトル詐欺である。『1時間収録テレビ』にすべき」「『夜中の収録番組』に改名しないと詐欺でしょ」など、ツッコミが殺到している。

《事前収録の1時間番組になります》と発表した、田原総一朗氏が司会の『朝まで生テレビ!』(BS朝日の公式サイトより)

「昨年の炎上騒動では、“厳重注意するくらいなら事前にカットしろよ”“収録番組での失言って放送局の責任のほうが重いんじゃないか”など、『激論!クロスファイア』は収録番組だったにも関わらず過激な発言が放送されたことを問題視する意見が多く寄せられていました。

 実際に、BS朝日は番組終了を発表した際に《番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました》とも明らかにしています。ただ、『生テレビ』の場合は、事前収録に舵を切ることによってタイトルにもある番組の個性が失われてしまう形にはなりますが……」(テレビ誌ライター)

 番組のリニューアル発表文には、《92歳の現役ジャーナリスト田原総一朗さんと、パネラーの皆さんの熱い討論に引き続きご期待ください》とも綴られている。長時間の放送は身体的な負担も考えられるが、果たして、“生放送”であること自体が問題だったのか――。