2022年の就任から5年目、新庄剛志監督(54)も焦っているのだろうか。自身も「優勝しないといけない年」と位置付けた勝負の年で、4月を終えた時点で13勝16敗とパ・リーグ最下位に沈んでいる北海道日本ハムファイターズ。
ただ首位のオリックス・バファローズまで3.5ゲーム差と、まだまだ6球団が優勝をねらえる混戦状態。ここから頭一つ抜け出すためにも「予感がする」と、新庄監督が勝ち星を算段しているのが、26日から始まるセ・パ交流戦だ。
4月30日に埼玉西武ライオンズとの接戦を勝利した後、報道陣の取材に応じた指揮官は「今年は交流戦、調子よさそうな気がするんですよね。そういう予感がします」と、交流戦でのチームの快進撃を「予感」した。というのも、
「毎日、セ・リーグの野球もしっかり勉強している。(試合を)見ながら、いけるんじゃないかなっていう気はしていますけどね、はい」
なんでもセ球団の試合もスカウティングしている新庄監督。その上で「いける」と交流戦に自信をのぞかせたのだ。この発言がネットニュースになると、Xでは、
また相手をバカにした発言
《新庄さんのお家芸慢心来た 交流戦終わった》
《また新庄監督は相手をバカにした発言をしたね。こんなことするから勝ちづらくなるのよ》
《新庄のこういうデリカリーのない言動が癪に障って、不快になる》
たびたびネットで物議を醸す「新庄語録」だが、今回の発言に呆れ返ることも多く見られる。
というのも開幕前、中日ドラゴンズとの練習試合(2月19日)で井上一樹監督(54)と談笑したのだが、その後に記者からセ・リーグ内での中日の立ち位置を聞かれた新庄監督。
「(セ・リーグは)周りが強くないの。ドラゴンズがガーンと伸びたとかじゃなくて、他のチームのレベルが下がったから、セ・リーグは。それで(ドラゴンズは)おもしろい戦いをするんじゃないですか?」
ところが蓋を開けてみれば、中日はセ・リーグで8勝19敗(4月30日時点)とダントツの最下位に落ち込み、首位の阪神タイガースとも9.5ゲーム差と、早くも優勝戦線から取り残された感は否めない。新庄の「予感」は外れているように思えるが、パ・リーグ球団を取材するスポーツライターによると、
「監督就任後に早々“優勝なんか目指しません”との発言が賛否を呼んだ新庄監督ですが、その多くが彼なりの野球理論に基づいた発言であって、決してただのパフォーマンスではありません。
ただ優勝のプレッシャーと、チームが思うように行っていない焦りもあるのでしょう。セ球団を下に見るような発言は、たとえ本当に思うことだとしても表立って言うべきではなく、結果的に選手を、チームを追い込むことになりかねない」
誰もが予感したスクイズサイン
セ・リーグのチームにしてみれば新庄監督に2度までも侮辱されたわけで、日ハムとの交流戦にエース級をぶつけるなど、意地でも勝ちにくるだろう。これも試合を盛り上げるための新庄流エンターテイメントなのだろうか。
「そもそも交流戦まで20試合あるわけで、どのチームも目の前のリーグ戦に集中していますよ。30日の西武戦は結果的に勝ちましたが、10回表のワンナウト3塁で、誰もが予想できたスクイズサインを出して失敗に終わっています。
かつて型破りな言動で“宇宙人”とも呼ばれた新庄監督ですが、54歳になった今となってはその予感や直感力もズレ始めているのかもしれません」(前出・スポーツライター)
「優勝しないといけない年」その足枷になっているのは指揮官か。
