USJ

 大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、5月10日『セサミストリート・ファン・ワールド』の運営終了を発表し、SNS上で惜しむ声が広がっている。

USJデビューの定番エリアとして定着した『セサミストリート・ファン・ワールド』

セサミストリート・ファン・ワールドのクローズのお知らせ(USJ公式インスタグラムより)

「2012年に『ユニバーサル・ワンダーランド』の一部として誕生した同エリアは、エルモやクッキーモンスターなど人気キャラクターたちとふれあえるファミリー向けスポットとして親しまれてきました。

 特に小さな子どもを持つ親世代にとっては、“USJデビューの定番エリア”として定着しており、ネット上では《子どもが小さいときはずっとお世話になった》《思い出の場所》といった声も聞かれます」(エンタメ系ライター)

 USJ側は今回の終了について、《今後の『セサミストリート』との取り組みと、パーク体験のさらなる進化に向けたもの》と説明。完全撤退ではなく、今後もなんらかの形でキャラクター展開を継続する可能性も示唆しているものの、長年USJに通ってきた“古参ファン”の間では、今回の発表をきっかけに“USJらしさ”そのものが変化していることへの寂しさも噴出している。

これまで終了した人気アトラクション

「これまでもUSJでは、映画をテーマにした人気アトラクションがつぎつぎと営業終了しています。2020年には、巨大な炎と爆発演出で“ハリウッド映画の世界”を体感できると人気だった『バックドラフト』が終了。

 さらに『ターミネーター2:3-D』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』、そして2024年には“USJの象徴”とも言われた『スパイダーマン・ザ・ライド』も営業終了となり、大きな話題となりました。開業当初は、“ハリウッド映画の世界を体験できるテーマパーク”というイメージが非常に強く、“海外映画の世界に迷いこむ感覚”が魅力でした。ただ近年は、任天堂や日本アニメ、ゲームIP中心へと大きく舵を切っています」(前出・同)

 このようなことから、ネット上では変化を惜しむ声とともに、早くも“跡地予想”が過熱している。

《どんどん、USJがUSJじゃなくなる》

《エルモの跡地はキッズ向けのポケモンエリアになるんでしょうかね、今後の展開に期待です》

《また一歩ニンテンドー集英社ランドに近づきそう》

 こうした声が聞かれる理由を前出のエンタメ系ライターが語る。

「近年のUSJは、スーパーマリオやドンキーコング、名探偵コナン、ハローキティなど“日本ならではのコンテンツ”に大きな価値を見出しています。インバウンド需要を考えても、日本のゲームやアニメIPは非常に強い。経営戦略としては成功していますが、一方で“昔ながらのハリウッド感”を求めるファンとのギャップも広がっている印象です」

 エルモに手を振った子どもたちが、いまは自分の子どもを連れてUSJを訪れる――。進化を続けるテーマパークの裏で、“あのころの景色”がまたひとつ消えてしまったのはやはり寂しさを感じるものだ。