《「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、「フルグラ」など合計14品について、パッケージに使用する印刷インクの色数を従来仕様から2色に変更し、2026年5月25日(月)週より店頭で順次切り替えて販売いたします》
ポテチ衝撃の白黒パッケージ
5月12日、《中東情勢の影響による一部商品仕様見直しのお知らせ》と題し、冒頭のような発表を行ったカルビー株式会社。対象商品パッケージは白黒の2色仕様に変更される。
「背景にあるのは中東情勢の緊迫化による“ナフサ”不足です。ナフサは石油製品の一種でプラスチックやビニール、合成繊維などの原料となることから、“魔法の液体”とも呼ばれています。
カルビーは《一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から、当面の対応策として一部商品のパッケージ仕様を見直します》と報告。白黒のパッケージには《石油原料節約パッケージ》と記されています」(全国紙社会部記者)
すでに白黒パッケージの写真は公開されているが、ネット上では、
《メディアで取り上げられすぎてて、広告効果すごそう》
《今までなんとなくの色でカゴに入れてたから、今度からはよく見て買わねば、、、!》
《色ないパッケージ寂しくなるなと思ってたけど実物見るとちょっとかっこいいかも》
《これほどの定番商品だと白黒になろうが関係なく買うし、普段買わない層も買ってみたくなる。ピンチをチャンスに変えるカルビーさん天才だよな》
と好意的な声が上がる一方で、
《白黒がこんな食欲減退食とは思わなかった》
《食欲そがれる…》
といった反応も寄せられた。
カルビーと湖池屋に聞いた!
先月30日、高市早苗首相はナフサに関して「年を越えて継続できる見込みとなった」と話していたのだが……。
「今回のカルビーの発表を受け、12日には農林水産省がカルビーにヒアリングを行うことに。政府はGW前からカルビーから要望を受けていたそうです。
首相の発言と現場で乖離が生まれている背景には、他業種による前倒し発注や買い占めの動きがあることや、総量としては足りているものの、“もし明日物資が止まったら商品供給ができない”という現場のひっ迫感から生まれていると見られています」(前出・全国紙社会部記者)
白黒パッケージでの販売はいつまで続くのか。また、売り上げへの影響はどう見ているのか。カルビー株式会社に問い合わせてみると、
「中東情勢の状況にも左右されますので現時点ではお答えできません。売り上げへの影響については分かりかねます」(カルビー株式会社広報担当者)
と回答があった。
カルビーと同じくポテトチップスを展開する株式会社湖池屋は「現状はパッケージの白黒への変更等は予定しておりません」としたうえで、ナフサの価格高騰と供給不足について、
「包材含め、様々な部分でコストアップとなるお話は頂いております」(株式会社湖池屋広報部)
とのことだった。
“ナフサショック”による影響は、食品業界全体へさらに広がっていく可能性もありそうだ。
