高市早苗総理大臣、就任後初の会見(2025年10月21日)

 中東危機によるエネルギー不足問題が深刻化。一時はガソリン不足に懸念の声が上がったが、現在はナフサ不足が叫ばれている。

高市早苗首相の支持層がカルビーの発表に反発

 5月12日にカルビーは一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から、当面の対応策として一部商品のパッケージ仕様を見直すことを発表。『ポテトチップス』や『かっぱえびせん』、『フルグラ』など計14品について、パッケージに使用する印刷インクの色数を従来使用から2色に変更するとした。新仕様の商品は5月25日週より、店頭で順次切り替えて販売される。

「パッケージの“白黒化”を受けて、農水省はカルビーにおよそ1時間にわたるヒアリングを実施しました。さらに、高市早苗首相の支持層がカルビーの発表に反発。どうやらカルビーの方針を、高市政権が“問題ない”と言っているナフサ不足を消費者へ伝えるメッセージだと受け止めたようです」(全国紙政治部記者)

 高市首相は4月5日にX(旧ツイッター)にて、ナフサの供給が6月には確保できなくなるという報道を否定。報道にある指摘は《事実誤認》だと不満を示していた。

 そんな中、SNSでは高市支持者がカルビー不買運動をしているという情報が出回り、ヤフーリアルタイム検索にもトレンドワード入りする事態に。これには《そんな奴おらんやろと思って検索したら結構いて驚いた》といった声が寄せられた。しかし、ナフサ不足を訴えているのはカルビーだけではない。

ナフサ不足は「大丈夫」のはずが、現場は大混乱

「カゴメも5月下旬ごろからトマトケチャップなど一部商品のデザインを順次変更していくとしていますし、高知県の名物菓子『ミレービスケット』の一部商品は生産停止。アイウェアブランドのJINSも原料供給不足を理由に極薄レンズの販売停止を発表しました。さらに、青森県の太子食品工業は包装に印刷されている文字数の削減を決定。即席麺製造のマルタイは、棒ラーメンを束ねるナイロン製のテープの一部が入手困難になっていることを明かしています」(経済ジャーナリスト)

 5月13日には、スーパーマーケットチェーン大手の西友と九州発のディスカウントストアであるトライアルが、カルビーポテトチップスのモノクロパッケージ商品が店内で販売されているような画像がSNSで出回っているとして注意喚起。《現時点で弊社での取り扱い・販売の事実はございません》と発表せざるを得なくなるなど、予想外の騒動も発生している。

ナフサ不足によって一部商品が生産停止となった高知県の名物菓子『ミレービスケット』(公式サイトより)

 高市首相が「大丈夫」だと言った割に、現場は大混乱。ネット上では、「政府はカルビーをイジメ的、見せしめ的にヒアリングするのではなくインク会社や営業停止や廃業危機に陥ってる会社に意見を聞くべきでは?」「『不買』を訴える高市支持者も、影響が広まれば生活できなくなりそう」「何が正しいのかわからないけど、少なくとも現場が苦労しているのは間違いない」「高市ナフサショックで倒産する会社が増えそう」「今後も色んな影響が出てきそうで怖い……」といった声が上がっている。

 本当にナフサは「大丈夫」なのか。これ以上、混乱が広がらないといいのだが……。