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 嵐・相葉雅紀が主演するドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジ系)。主題歌は5月13日に発売された嵐の新曲『青空の下、キミのとなり』で、初週で50万枚以上を売り上げた。

 そして今回のビデオクリップは、嵐としては実に6年ぶりの野外ロケということで、本人たちもハシャいでいたという。

「休憩中や撮影が中断になったときには、スタッフが“車戻って~”とか“隠れて~”とか言っていたのですが、メンバーは“大丈夫だよ!”と言いながら、開放的な雰囲気を楽しんでいるようでした」(撮影スタッフのひとり)

 久々の野外撮影で羽を伸ばせたようだ。しかし、撮影場所に関して気になるウワサが。

「CDジャケットとPVのロケ地となった場所は千葉県にある、某無人駅なんです。しかし最近、嵐ファンたちがこぞって訪れ、禁止されているはずの線路に立ち入ってカメラで撮影するなど、鉄道会社を困らせてしまっているとか」(嵐ファンのひとり)

 確かに、以前から嵐の一部のファンはマナーを守らず、嵐ゆかりの地に迷惑行為をしてしまい問題視されていた。そこで、本誌も撮影場所となった某無人駅に実際に赴いてみた。

「ここがニノが座ったベンチだよ~」

「大野クンが座ったところだ!」

 明らかに嵐ファンと思われる女性たちでにぎわっていた。ジャケット写真やPVのメーンカットは、関係者以外立ち入り禁止である線路側から駅のホームに立つ5人を撮影したもの。

 やはり同じアングルが欲しいのか、中には40代前後と思われるファンが数名、線路内に立ち入り、パシャパシャと写真を撮っていた。また、駅内にはこんな貼り紙が。

《当駅で行われています撮影(CM・ドラマ等)はすべて当社担当者と撮影責任者にて事前打ち合わせの上、当日は立ち会いの下、安全対策に万全を期して行っております。許可なくホームから降り、線路内でのカメラ撮影や写生などの行為は固く禁じています》

 この注意書きを無視する“あらしっく”たちがいる状況を鉄道会社はどう見ているのか。撮影に立ち会ったという担当者に話を聞いてみた。

「乗務員からすれば、駅に進入するときに線路内で写真を撮っている人がいたら、ヒヤッとすると思うんです。ですが実際は、列車が通らない時間であれば、目をつむっているのが現状なんです」

 と、やはり困惑している様子。しかし一方で、うれしい悲鳴も聞こえてきた。

「わざわざ車で来られる方もいらっしゃいますし、駅までお越しいただけるのはとてもありがたいですね。切符の券売機データを見ると、ここ最近、ロケ地となった駅までの切符の売り上げは通常より5~6倍、売り上げが上がっています。おそらくその大半は嵐のファンの方だと思います」(前出・担当者)

 この無人駅はよくテレビやCMの撮影に使われていて、その数なんと年間50本。嵐のメンバーでも、昨年11月に相葉は『相葉マナブ』(テレビ朝日系)の駅弁企画、二宮は今年2月のCM撮影で訪れているそうだ。