森保一監督

 5月14日、来月から開幕する北中米ワールドカップに臨むサッカー日本代表のメンバー26人が発表された。会見には日本サッカー協会の宮本恒靖会長、ナショナルチームディレクターの山本昌邦委員長、そして森保一監督の3人が登壇した。

W杯メンバー発表

「メンバー発表に先立ち、それぞれがコメントを発表しましたが、宮本会長はアスリートに対する誹謗中傷について、注意喚起を行いました。森保監督はファン・サポーターへの感謝を述べたうえで、“選べる選手は26人しかいませんが、これまで戦ってくれた選手のみなさんに感謝しています”と語っていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 その後、メンバー発表が行われ、日本代表の主力として戦ってきた三笘薫選手が選考外となった。

「三笘選手は5月9日に行われた所属チームの試合で、後半13分に左足のハムストリング(太もも裏)を負傷し交代を余儀なくされました。森保監督は三笘選手について、“大会期間中の復帰は難しいとメディカルから報告を受けて、選出を断念した”と選考外の理由について説明。

 三笘選手を日本代表としても対戦国からしても“大きな存在”と評価する一方で、昨年行われた強豪国ブラジルとの親善試合を引き合いに出し、“三笘不在の中、勝つことができた”とコメント。チームのコンセプトである“誰が出ても勝つ、誰が出ても機能する”という総合力で戦っていくことをアピールしていました」

 三笘選手や南野拓実選手ら、怪我の影響で選考外となった選手がいる一方で、怪我から復帰したキャプテン遠藤航選手はメンバーに名を連ねた。

「遠藤選手は今年2月に左足首の靭帯を負傷し、長期離脱していました。しかし、現在はボールを触りながら、試合に出られるだけのコンディションを整えている状況とのこと。5月31日に控えるアイスランド戦では、プレーはできる状態に持っていけるそうで、出場の可能性は高そうです。

 森保監督は“復帰のプランも明確”と説明し、“プレーはもちろん、キャプテンとして常にチームを鼓舞し、支え続けているチームの中心”とメンタル面での活躍も期待している様子でした」

 チームの精神的支柱という意味では、日本代表史上最多となる5度目のワールドカップメンバー入りを決めた長友佑都選手にも、そうした役割が期待されている。

「森保監督は長友選手のプレイヤーとしてのクオリティを評価したうえで、“過去4大会の成果も課題もすべて知っている”と評価し、“コミュニケーションの部分でもチーム全体に影響を及ぼし、貢献してもらえることを考えている”と語りました。5大会連続でのワールドカップメンバー入りは日本史上初の快挙です。

 長友選手は2018年のロシア大会では金髪に、前回のカタール大会では赤く染めるなど、チームを盛り上げてきました。今回も“ベテラン枠”としてチームを支えるだけでなく、ムードメーカーとしての役割も果たしてくれることでしょう」

 メンバー選考にはさまざまな意見があるだろうが、本大会で戦う26人を全力で応援することこそ、サポーターにできる最大の後押しなのかもしれない。