STARTO ENTERTAINMENTが5月18日に公式Xを更新。イベントや店舗に対して投げかけた注意喚起が波紋を広げている。

「嵐」のラストライブ生配信で集客か

嵐ラストライブ最終公演が開催される東京ドーム

 更新内容は「ライブ配信の上映を利用しているイベントや店舗に対してのお願い」。どうやら5月31日に東京ドームでおこなわれる「嵐」の最終公演の生配信を上映すると告知して、集客をしているイベントや店舗が多数あるというのだ。

 STARTO ENTERTAINMENTはこれらのイベント・店舗に対して《生配信の上映を理由に集客することは、著作権侵害やパブリシティ権侵害等にも該当しうる違法行為です》とし、悪質な場合は法的対応を検討すると強調している。

「配信チケットの利用規約では、営利目的の利用については許諾されていません。大画面で生配信を上映すれば当然集客が見込めるとは思いますが、運営側が禁止するのも当然と言えるでしょう」(経済誌記者)

 2024年に設立された株式会社嵐の代表取締役社長で、弁護士の四宮隆史氏もXでこの件に言及。《「嵐」というグループ名やメンバーの氏名や肖像は、多くの人を惹きつける力があり、かつ、そこに経済的価値も発生します》《無断で「嵐」「ARASHI」の名称を利用してお金儲けをしようとするのは、いわゆる「ただ乗り」ですので差し止めや損害賠償の請求の対象となります》と改めて注意喚起をおこなった。

 そのうえで《最後の最後まで、ファンの皆様がモヤモヤした嫌な気分にならない形で、温かく「嵐」を見届けていただきたいと心から願っております》と締めくくっている。

法的措置を含む厳しい対応も?

 今回の注意喚起にファンからも大きな反応が。

《他人の褌で相撲を取るような行為は許しちゃいけない》

《ほんとルール守って。これで配信取りやめとかになったら、そいつら一生許さないからな》

《事務所が厳しく警告してくれて有り難い。普通に違法だからね?》

《それでもやる奴はいるだろうけど、やった奴はきっちり裁かれて欲しい》

 と、さまざまな意見があがっている。

 過去には2018年にプロ野球中継を無断でYouTubeにライブ配信したとして、男が逮捕された事例も。スポーツ中継を生配信した容疑での摘発は、全国で初めてだった。

「STARTO社関連では、2020年にオンライン配信映像を違法に録画・録音し、SNSなどで売買や再配信する事案が多数確認されました。これに対して、当時のジャニーズ事務所は法的措置を含む厳しい対応をする旨警告しています」(前出・経済誌記者)

 最近では、ネットフリックスで独占配信となったWBCを無許可で生配信する店舗もあったという。WBCに関しては摘発されたという話は聞かないが、ネットフリックス側が本腰を入れて対処していれば法的措置が取られるリスクもあっただろう。

 なかなか無くならない“無断生配信”。集客の利を取るためにはリスクも承知との行動かもしれないが、違法行為であることをしっかりと理解してほしい。