栃木県上三川町に住む富山英子さんが、自宅に押し入った男らに胸など20か所以上を刺され、殺害された強盗殺人事件。犯行を行ったのは神奈川県に住む、16歳の高校生ら4人。同じく神奈川県に住む、20代の夫婦・竹前海斗容疑者と妻の美結容疑者は、この高校生らを指示した“指示役”を担っていた。
「恨みを買うような人ではなかった」
「事件に関わった6人はすでに逮捕されており、高校生らの中には指示役の夫婦から“やらなければ家族や友人を殺す”と脅されたと供述している人もいるそうです。
4人の高校生のうちひとりが、“闇バイト”に応募し、ほか3人を誘って犯行に及んだとされています。まだ想像力や判断力に乏しい未成年が“使い捨て”の実行役として利用されていることもあり、警察は“トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)”が関与しているとみて、捜査を続けています」(全国紙社会部、以下同)
事件当日、4人の高校生は指示役の夫婦から車を借り、無免許で現場へ向かった。
「事件発生から約30分後、現場近くで顔を隠して歩いていた実行犯の1人が警察官に職務質問をされ、そのまま逮捕。その後、3日間連続でひとりずつ逮捕されていきました。
高校生らは“川下”の実行役として脅され、利用された側面もありますが、善悪の判断がつかない年齢ではありません。犯した罪と向きあい、その責任を負う必要があります」
最近はイチゴにも力を入れていた
今回、狙われた富山さん宅は近隣住民から「ごぼう御殿」と呼ばれるような大きな家で、有名な農家だったという。
「あんな立派な家で、まさかこんな事件が起きるなんて…と衝撃でした。高校生が逮捕された場所は、普段散歩しているコースだったので、“こんなに近くで事件が起きたんだ”と本当に怖くなりました。
逮捕後も警察の巡回が続いているようで、散歩中に何度もすれ違うので、“まだ何かあるのでは”と不安になります」(逮捕現場近くに住む50代女性)
近所に住む70代の女性は最近の“不穏な空気”について話す。
「最近は空き巣や不審者の話が増えていて、回覧板でも注意喚起が続いていました。富山さんのお宅は“ごぼう御殿”として有名でしたから、それで狙われてしまったのかもしれません。
富山さんはとにかく働き者で、人柄も素晴らしい方でした。年末には近所にごぼうを配ってまわっていましたよ。以前は白菜農家をされていて、最近はイチゴにも力を入れていたようなので、“次はイチゴ御殿になるんじゃないか”なんて地元で話題になっていたのに、こんな事件が起きてしまうなんて…。誰かに恨みを買うような人でも無かったので、あまりにも気の毒です」
地域に根差し、住民から親しまれていた富山さん。平穏な暮らしを一瞬で奪った凄惨な事件に、住民たちの不安と衝撃はいまも広がり続けている。
