はま寿司(写真はイメージです) 撮影/編集部

 5月19日、大手寿司チェーン「はま寿司」が一部商品の値上げを発表した。

 原材料費や人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応するためで、5月 26日から「まぐろ」「特製漬けまぐろ」「特製漬けとろびんちょう」「大葉漬けアカイカ」の4商品が、現在の税込み110円(税抜100円)から税込132円(税抜き120円)へ値上げする。

大手3チェーンの中では「安さが売り」

 はま寿司は今年3月に運営コストの上昇に対応するため、店内で受付けしたお客を対象に一律7%の深夜料金を導入したばかり。SNSでは、

《いままで100円でやれてきた事のほうが奇跡だったのよ》

 と、現在までが安すぎたと応援する声もあるものの、

《ネタもシャリも一番少ない代わりに安いだけが取り柄なのにね》
《はま寿司ってネタ小さいからスシローに差をつけられるのでは?》

 と、他チェーンに客が流れるのでは? という指摘も。

値上げを発表したはま寿司。写真上段左から「大葉漬けアカイカ」 「まぐろ」下段左から「特製漬けまぐろ」「特製漬けとろびんちょう」撮影/編集部

 ライバルチェーンであるくら寿司は昨年12月、95種類を値上げ(2種類を値下げ)。平均で20.8円の値上げした。スシローも2022年10月にすでに値上げを実施済みだ。しかし、今回の値上げがはま寿司にとっては大打撃になる可能性も。

店舗数はスシローに続き業界2位のはま寿司ですが、売り上げではくら寿司に2位の座を譲り、3位となっています。くら寿司は子どもに人気の『ビッくらポン』もありますし、『名探偵コナン』や『呪術廻戦』など人気アニメとのコラボも多いので、客を奪われている印象です」(グルメ誌ライター、以下同)

 はま寿司も人気キャラクターやアニメとのコラボを定期的にやっているものの、くら寿司に比べるとターゲット層が狭い作品が多い。

はま寿司は“100円メニューがある”というのが最大の売り。中でも人気の高い4商品が値上げですからね。値段が他チェーンとそう変わらないのであれば、スシローやくら寿司に行こうと思う人が増えるのでは

 はま寿司の海外出店が加速したことで、運営するゼンショーホールディングスの2025年度の決算は前年比を上回ったものの、今回の値上げで前年比減とならなければいいがーー。