栃木強盗殺人の指示役、竹前海斗容疑者と妻の美結容疑者(写真/共同通信)

 栃木県上三川町に住む富山英子さんが16歳の高校生らに殺害された事件。事件から8日が経過した22日、栃木県警を通じて、富山さんの遺族がコメントを発表した。

竹前容疑者夫婦の不穏な行動

「“実行役”の高校生ら4人に加え、“指示役”の竹前海斗容疑者と妻の美結容疑者の合計6人が逮捕されました。ご遺族は『次々と逮捕されていますが、事件以来、家族の生活は一変しました。穏やかに過ごしていた私ども家族は、今、どん底にいます』と胸中を吐露しています。

 “実行役”の高校生らは、竹前夫婦から“やらなければ家族や友人を殺す”と脅されていたと供述していますが、ご遺族は『身勝手な理由で、落ち度のない妻や愛犬を惨殺し、息子たちに大けがを負わせた』としたうえで、『許すことは絶対にありません。同じような苦しみを味わってほしいと思います』と話しているそうです」(全国紙社会部記者)

 発表された遺族の悲痛な叫び。警察は事件に“トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)”が関与しているとみて、竹前容疑者夫婦の“上”の摘発を進めるべく、捜査を続けている。

 竹前夫婦は横浜市内の在住だが、約1か月前ごろに引っ越してきたばかりだったという。近所に住む40代の男性は、「ニュースで容疑者夫婦の顔を見てもピンときませんでした」としたうえで、

「最近、容疑者宅近くに白色の高級外車が路上駐車していました。アパートとは別の集合住宅前の少し広い道路に駐車し、みんな迷惑がっていました。不思議なことに、その車体がボコボコだったことです」

 と話している。

「逮捕されてよかったですよ」

 この“路上駐車”に、近隣住民は辟易していたようだ。

「改造や派手なデコレーションはしていませんでした。道幅がやや広いこともあって、停めやすかったのかもしれません。ただ、近隣宅がガレージから車を出すときはかなり邪魔になっていたと思います」(近所の60代男性)

「雑な停め方で、横を通る車への配慮が感じられませんでした。息子も路上駐車をみて“なんだ、このヘッタクソな停め方は”と呆れていました。車体に駐車違反のステッカーが貼られていたこともあったと聞いています」(近所の60代女性)

 

 住民から、その迷惑行為を煙たがられていた竹前夫婦。50代の女性は事件前から竹前夫婦に恐怖を覚えていたという。

「夜間に何度か容疑者が住むアパートから、騒ぐ声が聞こえたことがありました。首にタトゥーが入った男性が住んでいることも知っていましたし、事件前から少し怖いなと思っていたんです。

 それが海斗容疑者で、路上で見かけたときは視線を合わせないようにしていました。高校生に人殺しをさせるなんて信じがたい犯行ですが、逮捕されてよかったですよ」

 わずか1か月近くでも住民たちが感じた竹前夫婦の“不穏さ”。その違和感の先に、凄惨な事件は起きていた――。