こんにちは。浜木綿子でございます。新緑が爽やかな風を運ぶ初夏の訪れですね。
ヒマワリの花言葉
みなさん! 夏の花といえば何が思い浮かびますか? 私はヒマワリの花です。昔は「あっこ(本名の阿都子)はヒマワリみたい。いつも明るく笑顔だから……」と言われましたが、あんまりうれしくなかったですね。私は小花のほうが好きでしたから。ところが、今はヒマワリが大好きです。太陽を追いかけて咲く、あの姿。エネルギーをいっぱい与えてくれそう!
それに花言葉が「あなたを幸せにします」ですって。ほかの花言葉もあるようですが、私はこれが気に入っています(笑)。ヒマワリの着物まで作ってしまいました。ブルー地に黄色で、ステキでしたヨ。
今年は自宅のテラスに、私が大好きなアメリカの絵本作家のターシャ・テューダーさんが育てていらした「ルピナス」を置きたい。でも、真夏に弱い花だから、やっぱり「ペチュニア」にしようかしら……、と迷っています。
息子が小さいころは、夏になると家族で熱海や軽井沢へ毎年行きましたね。まずは虫捕り。水着になって泳いだり。卓球や鮎釣りもしました。夜は、みんなで頭を並べて寝るのですが、虫カゴの中がにぎやかで、なかなか眠れませんでした。
私は毎月、舞台への出演が続くので、台本を常に3冊ぐらいは持って行って。ちょっとの間を見つけては、セリフを覚えていましたから、あまりのんびりする気持ちにはなれませんでしたね。でも、これが夏の楽しみでもありました。
そんな芸の道に入って70年以上がたちました。みなさんから「メークは誰にやってもらうのですか?」と、よく聞かれますが、全部、自分でやります。タカラヅカ時代からの習慣でしょうかね。舞台もテレビも必ず自分で。
“その道のプロ”の方がいらっしゃるのは、よく知っていますが、私の顔の欠点は、いちばん私がわかっていますので。それに、プロの方とずっと向き合うのが、本当に恥ずかしいの。でも、ヘアセットは手伝っていただきますよ。
「私には白衣は絶対、似合いません」
テレビといえば、たくさんのドラマにも出させていただきました。実は、日本テレビ系のドラマ『監察医・室生亜季子』のお話を最初いただいたときは「私には白衣は絶対、似合いません」と、お断りしたんです。
だって白衣というのは、背がスラっとしたキレイな人が似合うものだと思い込んでいましたので。でも、何度も依頼をいただいて、マネージャーにも背中を押されて「冒険をしてみよう!!」と。
すると、1回目の放送の評判がとてもよくて、もう1回か2回やりましょうってことで。ナント、それが20年間にわたって37回も室生亜季子を務めさせていただいちゃいました。このときは「冒険してよかった!!」と思いました。みなさんに感謝です。ありがとうございました。
夏の冒険での失敗は、友人と大磯のビーチに行ったときのことを思い出します。初めて砂浜に寝転んでの日光浴!を楽しんでいるうちに眠ってしまったんです。身体がなんだか熱くて飛び起きたら、すごい日焼け。
真っ赤になって、ヒリヒリと。痛くて泣きそうになりながら家に電話して、どうしたらいい? 何の薬を塗ればいいの?って必死でした。大事なお肌の大ヤケド。冒険の失敗。ま、ずいぶんと昔の話ですが……。そのときのお相手? ナ・イ・ショ(笑)。
とにかく夏は目の前まで来ています。みなさん、熱中症に気をつけましょう。では、またネ!!
はま・ゆうこ/1935年、東京都生まれ。宝塚音楽学校卒業。'62年に文化庁芸術祭奨励賞、'73年にゴールデン・アロー賞、'89年に菊田一夫演劇大賞、'95年に橋田賞などを受賞。2000年に紫綬褒章、'14年に旭日小綬章を受章
