放送中の連続テレビ小説『風、薫る』で、ヒロイン・りんの元夫・亀吉(三浦貴大)の暴君ぶりに悲鳴を上げた視聴者は多いのでは? NHK連続テレビ小説にはこれまでも女性たちを引かせた“トンデモ夫”がいる!? そこで週刊女性は女性視聴者1000人にアンケート。「NHK連続テレビ小説史上最低の夫は誰ですか?」
他の俳優ならフルボッコになっていた?
放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』で、早々に視聴者をドン引きさせた、三浦貴大演じる亀吉。
「ヒロイン・りん(見上愛)の最初の夫で家柄を求めて元家老の娘のりんを嫁にしたものの、酒に溺れて火事になっても妻子を置いて逃げるトンデモぶり。東京編になり、りんとは離婚して退場となったのですが、ここにきて《あのトンデモぶりをもう少し見たかった》《亀吉がいないとつまらん》などの声が上がっているようで」(NHK連続テレビ小説ウォッチャー)
これまでも視聴者の怒りを買いつつ愛された(?)夫役をランキングとともに振り返る。女性視聴者が朝から「この夫、トンデモないな」と思ったトンデモ夫役は?
5位は、『私の青空』(2000年)でヒロイン・なずな(田畑智子)との結婚式当日に失踪した夫・村井健人(筒井道隆)。
「妻子から逃げてプロボクサーを目指すとかふざけんな! ヘタレすぎる!」(青森県・53歳)、「その後の続編でもまだフラフラしていてとんでもないと思った」(埼玉県・47歳)
26年前の名作が時を超えてトンデモ夫として再評価(?)。NHK連続テレビ小説に詳しいライターの津田春子さんは、
「内館牧子さん脚本で、なずなと健人の息子・太陽役の篠田拓馬さんが愛くるしくて余計に“健人いいかげんにしろ!”と思った視聴者が多かったと思います。でも絶妙に憎みきれないチャーミングな魅力を持った筒井さんが演じたからこそブーイングが起きなかったのかな。
他の俳優さんだったらフルボッコになってもおかしくない役でした。2年後に月曜ドラマ枠で放送された『私の青空2002』では菊川怜さん演じる小雪と大恋愛をしてまた騒動を巻き起こしてましたから」
筒井は『風、薫る』にも出演中。この先のキーマンになりそう。
SNSで“クズ彦”と呼ばれた役は
4位は、『あさが来た』(2015年)の白岡新次郎(玉木宏)。ヒロイン・あさ(波瑠)の夫で、『理想の夫ランキング』では上位に入る人気キャラだが─。
「働かないでヒモみたい」(大阪府・47歳)、「働かずに遊んでばかりで年下の女を働かせてだらしない」(静岡県・43歳)
などと辛辣な声が。
「ヒモと見るか、ヒロインを自由にさせてあげる器の大きい男と見るか評価が分かれるところですね。ヒロインの活動を理解し精神的に支え続ける新次郎さまは良い夫だと思うんですけど、見方によっては確かにヒモと呼ばれるのも仕方ないのかな」(津田さん)
あの夫がいなかったらヒロインの活躍もなかった?
3位は『ちむどんどん』(2022年)の青柳和彦(宮沢氷魚)。ヒロイン・暢子(黒島結菜)の幼なじみでのちに夫となるが─。視聴者はヒロインよりも和彦の元カノ、愛(飯豊まりえ)のファンが多かったようで。
「このドラマの唯一の良心である愛ちゃんを捨てて暢子に走ったのが許せない」(滋賀県・38歳)、「職場で破談を言い渡したときにクズだと思った」(広島県・36歳)
などの声が。
「一時期はX(当時はツイッター)で“クズ彦”というフレーズが飛び交うなど盛り上がっていました。愛ちゃんが人気キャラでしたから薄っぺらなフリ方をした和彦さんに朝からムカついた視聴者が多かったようです」(津田さん)
宮沢と黒島は事実婚をし、第1子も授かり幸せそう。視聴者の声なんてナンクルナイサ〜?
2位は『半分、青い。』(2018年)の森山涼次(間宮祥太朗)。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)から「死んでくれ」とまで言われた夫役に視聴者は、
「働かず家庭も守らずプライドだけは高い。最低男」(東京都・41歳)、「夢追い人すぎる。家族を捨てるなら結婚するな」(神奈川県・36歳)
視聴者を朝からイライラさせたようだ。
「そもそもヒロインが夢破れて、出会って6日目の涼次のプロポーズを受け入れるところからしてトンデモで、登場人物ほぼ全員がトンデモな動きをしていたので、涼ちゃん(間宮)だけが悪いわけではないような。その後映画で成功して再プロポーズもしていますし、そんなにダメな人ではないかも」
ヒロインのほうがトンデモだった!?
朝から視聴者をイラ付かせた役は
数ある作品の中から視聴者に「トンデモ」の烙印を押された1位は、『おちょやん』(2020年)の天海一平(成田凌)。
長年連れ添った千代(杉咲花)を裏切り、劇団の若手女優と不倫、妊娠させた末の離婚という衝撃展開に視聴者は、
「お千代がかわいそうで朝からイラついた」(長野県・44歳)、「不倫発覚後の飄々とした態度もふてぶてしかった」(栃木県・32歳)
と、怒りが冷めやらない様子。
「昭和を代表する名女優・浪花千栄子さんをモデルにした作品なので、視聴者は若い女に走った末の離婚が訪れるのはわかっていたんですよね。それでもイライラしたのは杉咲花さんの健気さと成田さんの演技力かと。
『おちょやん』に関しては父親役のテルヲ(トータス松本)もクズすぎて視聴者はなんとしても千代に幸せになってほしい、という思いが強かった。史実と変えてくるという期待もあったのですが忠実でしたね」
主題歌『泣き笑いのエピソード』が沁みた!? 画面を彩った数々のトンデモ夫。この先彼らのトンデモさを塗り替える猛者に期待したい!?
