何か欲しいと思ったとき、“あそこなら安く出てるかも”と、まず最初にフリマアプリから探してみるという人も昨今は少なくないだろう。そんなフリマアプリの最大手『メルカリ』で今、ある異変が。
「突然、メルカリ運営から個別でメッセージが届き、私のアカウントを“利用制限”したと」
そう話すのは都内在住のメルカリユーザーの男性。要らなくなったものはメルカリで売る、買うほうでは主にファッションアイテムを探すという形で日常的にメルカリを使っていた。
メルカリからのメッセージ
「《利用制限のお知らせ》というタイトルでメッセージが来て、なんでも《利用規約に抵触する行為を確認した》と……。もちろんメルカリには利用規約があって、正規品ではないものを売ったり、無在庫販売、売買成立後に商品を送らないなどはNGで、アカウントの停止や削除をされるということは知っています。が、そんな規約に反するような使い方はしていないと思うので、わけがわからなくて」(同・メルカリユーザーの男性、以下同)
メルカリからのメッセージには、《弊社の運営、サービス提供若しくは他のユーザーの利用を妨害する又はそれらに支障をきたす行為を行った場合やそのおそれがあると弊社が合理的な理由に基づき判断した場合》というメルカリの利用規約が記載されていた。
「加えて《具体的な行為例》として、偽物の販売だとか誹謗中傷や脅迫などの行為だとか書いてあったのですが、まったく心当たりがない。問い合わせをしてみると、最初のメッセージからそうなのですが、テンプレ的な回答が来るばかりで……。そのうえ“個別の違反行為”の説明はしない。なぜ利用停止となったかは明らかにされないのです。通り一遍な返答も、違反者の検知も、AIによるものなんじゃないかという印象ですね」
同様に突然の利用制限を受けた人が、SNSでは多数見られる。
《メルカリから唐突な永久利用停止宣言が来たんだが?》
《メルカリまったく身に覚えがないのに7日間も利用制限するって来たんやけど》
《全く同じ被害者多数出てます。私も同様の被害者です。この後永久利用制限くる流れかもしれません》
《私もです。悪い評価は1度もなく、3000件の取引をしていましたが、今日の朝7日間の規制がかかり、なにが原因かわかりません。悪質なことをしていたり、悪い評価ばかりあるならわかりますが、せめて理由を教えて欲しいです》
「Xを見てみると、1週間のアカウント利用制限の人もいれば、期限についての記載はなく、永久停止のような措置を取られた人などさまざま。せめて理由を説明してよと思うのですが、メルカリの言い分は“何に違反しているか説明すると、そこだけ回避して他の違反行為をするかも”“システムの悪用につながる”というものです。あまりに勝手すぎませんかね」(前出・メルカリユーザー)
メルカリの回答
利用制限の現状についてメルカリに問い合わせると……。
「メルカリでは、安心安全なマーケットプレイスの実現に向けた新方針として、'25年5月に不正利用者の『徹底的な排除』とお客さまの『徹底的な救済』を公開しております。背景には、国内における詐欺犯罪(刑法犯)の認知件数や詐欺被害額の増加など、社会的な不正利用の脅威の拡大があり、そうした状況に対して、メルカリとしてお客さまに安心安全に利用いただける環境を提供するために一層対策を強化いたしました」(メルカリ広報部、以下同)
──“規約違反”等についてのチェック体制を強化しているのか? また利用制限のチェック体制および検知してからの利用制限の実施について、“人力のチェックを経ず”、AI等で完結されるケースはあるのか?
「“規約違反”等についてのチェック体制を強化しているという事実はございません。また、利用制限の実施から解除の判断において、人の目が入らずにAI等で完結される場合もございません。利用制限については、ガイドに記載の通り、取引ルールとマナーを違反された場合の他、アカウントの不正利用の可能性がある場合に、お客さまの安心安全を考慮しおこなっております」
──利用制限となったユーザーが問い合わせても“利用制限に至った理由”等についての個別の回答が得られないケースも多々あり不満の声が上がっているが、その点についての見解は?
「利用制限の期間や違反の内容はお客さまごとに異なるため、利用制限に身に覚えがない場合などご不明な点がある場合には、個別メッセージの内容をご確認いただいた上で、お問い合わせ窓口までご連絡をいただけましたらと思います。利用制限の具体的な内容は、新たな不正利用の拡大に繋がる恐れもあるため、お伝えできないこともございますので、その点はご了承いただければと思います」
世は物価高。メルカリのような存在は、庶民の味方であってほしいが……。
