FIFAワールドカップ2026北中米大会のメンバー26人が15日に発表され、長友佑都(39)が日本代表史上初の5大会連続選出を果たした。一方で“長友不要論”もネット上で噴出。《どうせ使わない選手をなぜ呼ぶのか》《Jリーグですら出たり出なかったり》《コーチでいいのでは》という厳しい声も多い。
しかし、視野を世界に広げれば長友と同世代でメンバー入りした“レジェンド”は、各国に少なくない。
まずはおそらく長友とは違いプレーから期待されている面々。
「クロアチアのMFルカ・モドリッチ(40)は通算5度目のW杯で、所属クラブであるイタリア・ACミランでは現在も主力中の主力。クロアチア代表では長友選手と同じくチームの精神的支柱ですが、プレーの面でも変わらぬ卓越した技術にまだまだ衰えないスタミナで、クラブでも代表でも頼られすぎというレベルですね」(サッカーライター、以下同)
また、ドイツのGKマヌエル・ノイアー(40)は長友と同じ1986年生まれで同じく5大会連続選出。
「2024年に代表引退を表明しましたが撤回。今大会のメンバーに選出され、ドイツ代表のナーゲルスマン監督はスタメンでの起用を明言しています。それまで起用されてきたGKは予選全試合フル出場しており、それを差し置いての“決定”と報じられているため、ドイツでは“長友選出”についての森保監督と同様の批判的な声も上がっています」
6大会連続選出のクリロナにも賛否
そしてポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウド(41)は史上初の6大会連続選出となった。
「ロナウドは現在サウジアラビアでプレーしていますが、さすがの決定力を見せる試合もあれば、ボールが足に付かず、相手を抜き去されずなど全盛期を知っていれば見たくないようなキレの無いプレーも目立つように。そして何よりあれだけの選手なので影響力が良くも悪くも大きい。それは長友選手とは違い、周りの選手が気を遣う方向で。現代サッカーでは攻撃のエース選手だろうが守備を求められますが、ロナウドはほぼほぼ免除されているようなもの。その代わりになるほどゴールを決められれば別ですが……」
最終的なメンバー発表はこれからだが、アルゼンチンのFWリオネル・メッシ(38)も予備登録メンバー入り。出場すれば6大会連続で史上最多(タイ)だ。
「長友選手と近しい“プレーというよりも……”といった立場では、メキシコのGKギジェルモ・オチョア(40)。先日発表された予備メンバーに入っており、最終的な登録メンバーにも入る見込みです。出場すればメッシ、ロナウドと同様に6大会連続。正GKというたった1つの椅子はすでに若い世代に譲っているといえる状況で、母国開催という大きなプレッシャーのあるメキシコ代表において、チームを落ち着かせる存在としての期待が大きい。当人も大会後の引退を示唆しています」
コーチなどの別枠で入れろとの声
プレーで結果を残すことを期待される者、それ以外の部分“空気”を作れる者──。他の国にも長友がいる。
「長友選手の良さは、練習はもちろん日々の生活から誰よりも全力で取り組む姿勢。これまでも“長友さんがこれだけやっているのだから自分もやらなければ”と語った代表選手は複数いました。長友選手にそういった精神面での効果を期待するのであれば、選手ではなくコーチなどの別枠で入れろという声もあります。
森保監督は怪我でメンバーから漏れた南野拓実選手(31)を精神的サポート役、メンターで連れて行くとも語っていることから、それも一理ある意見ではある。ただ、コーチという立場ではなく、“選手”という同じ立場で、練習から背中を見せられる人がいることは大きいでしょう」
長友は不要ではなく、長友“も”必要か。その効果があったか、答えが出るのは6月の開幕後の話──。
