“容疑者”となった巨人監督の阿部慎之助

 5月25日の夜、衝撃のニュースが飛び込んできた。JNN系列の速報によると、読売ジャイアンツの阿部慎之助監督(47)が暴行容疑で逮捕されたというのだ。同ニュースでも伝えられた「阿部容疑者」に一体何が起きたのかーー。

 報道によると、110番通報があったのは午後7時過ぎ。東京・渋谷区内の自宅で、18歳の娘に対して殴るなどの暴行を加えた疑いで警視庁に現行犯逮捕され、阿部監督もこれを認めているという。警察に通報したのは児童相談所とのこと。

 全国紙社会部記者も慌ただしい中で、ことの詳細を説明する。

「なんでも阿部監督は、長女と次女のケンカの仲裁に入ったようで、その際に口答えされて手を出してしまったと言います。娘が被害を相談したのが母親ではなく、児童相談所というのが気になりますが、現在は長女も通報を反省しているようです。

 そして巨人軍の現役監督である父親が逮捕されたら、その後にどういう事態に発展するかも理解できる年齢でしょうが、双方がカッとなってしまった結果でしょうか。現役監督が暴行容疑で逮捕されるのは前代未聞のことで、巨人軍としても体裁も悪い。最悪の場合、進退を問うなどの何らかの処分が下される見込みです

 阿部家には、今回被害を訴えた18歳の長女、15歳の次女、そして14歳になる長男と3人の子どもたちがいる。指揮官として、自軍選手たちにも厳しい指導と物言いで知られる阿部監督だが、子どもたちにとっても厳格な父親であり、かつて現役時代のマウンドで澤村拓一氏(38)の頭をポカリとしたように、普段から行き過ぎる“しつけ”もあったというのだろうか。

 週刊女性は2020年、阿部監督による“教育”を目撃している。当時、巨人の二軍監督に就任したばかりで、コロナ禍で学校は休校、二軍の試合も中止になっている中で、自宅近くで息子の野球指導にあたっていたのだ。

我が子にも厳しい目を向けて

'20年4月、息子とキャッチボールや素振りをする阿部慎之助

 そこで見たのは父子のほのぼのキャッチボールではなく、現役さながらにキャッチャーミットを構えた、阿部容疑者がマスク越しからのぞかせた眼差しは真剣そのもの。笑顔を見せることも褒めることもなく、黙々と息子にボールを投げ込ませるのだった。

 素振りを見守る時も、通算406本塁打を放っている強打者だけに妥協は許さないのか、やはり笑顔はない。路上に座り込んでじっとスイングをチェックする姿は、我が子というよりも二軍選手を指導するような、第三者には行き詰まる時間に見えた。

 それでも練習が終わると父親の顔をのぞかせて、息子と共に自宅に戻って行くのだった。

 厳しさがヒシヒシと伝わってくる親子の関係が垣間見える時間だったが、もちろん練習中に手を出すような“スパルタ指導”はしていない。

 覇権奪回が至上命題となっている常勝・巨人軍を率いる重圧とプレッシャー、そしてファンからの批判、誹謗中傷は想像を絶すると聞く。奇しくも阪神タイガースに“3タテ”を食らったばかりの巨人だけに、娘の思わぬ“反撃”に日頃のイライラが爆発してしまったのだろうか、父娘ケンカで払う代償は大きくなりそうだ。