大人気の『スーパーマリオめじるしアクセサリー~ヨッシーコレクション~』(バンダイ・ガシャポン公式インスタグラムより)

 沖縄県では例年より6日早い5月4日、全国各地でも5月下旬より順次、梅雨入りが予想される2026年。傘が手放せなくなるシーズンを迎える中、空前の「めじるしアクセサリー」ブームが起きている、のだがーー。

「めじるしアクセアリー」とはその名の通り、“目印”として主に傘の柄部分につけて取り間違いを防ぐアイテム。他にもスマホやカバン、はたまたペットボトルなどがすぐに「自分のもの」と見分けられ、尚且つお気に入りキャラクターをつけることで気分もアガるわけだ。

 なんでも、ここ数年で認知度と人気を高め、特に今年は爆発的人気アイテムになっているのだが、火付け役となっているのが「ガチャガチャ」。特定の人気キャラクターの商品入荷に合わせてガチャガチャ目当ての列がなされ、即日で完売するほどの争奪戦が起きてる。

 そして現在、全国各地で品薄となっているのが、バンダイの『ガシャポン』商品『スーパーマリオ めじるしアクセサリー ~ヨッシーコレクション~』。公開中の映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の大ヒットもあって、劇中でも活躍するヨッシー関連商品が売れているようだ。

 他にも『ちいかわ』や『サンリオキャラクターズ』のガシャポン商品も売り場から姿を消すなど、一大ブームを巻き起こしているめじるしアクセサリー。

可愛くて逆に盗まれるとか本末転倒

 しかしながら、その異常とも言える人気ぶりにーー、

《マジ最悪ーーー 傘立てに置いてたヨッシーのめじるしアクセサリーごと傘パクられた 取り違えられないための目印なのに、可愛くて逆に盗まれるとか本末転倒すぎて意味分からん》
《めじるしアクセサリーつけた傘カバンにかけて満員電車のってたら気づいたら傘ごとなくなってた︎》
《めじるしアクセサリーは傘につけない方がいい。すぐにパクられます。ビニール傘につけて買い物に行ってお店の傘立てに置いたら使った初日に傘ごとパクられた。》

 本来の“取り間違い防止”の目的を果たすどころか、SNSでは逆に“めじるし”をつけているために“盗難”被害に遭うとの声が上がっているのだ。この報告が事実であれば、まさに本末転倒の騒動も巻き起こしている。

大人気の『スーパーマリオめじるしアクセサリー~ヨッシーコレクション~』(バンダイ・ガシャポン公式インスタグラムより)

 言うまでもなく、店頭の傘立てから傘を盗った場合、たとえ安価なビニール傘であろうと窃盗容疑で逮捕される可能性がある。目印がない傘は取り間違いの可能性もあるが、わざわざめじるしアクセサリーをつけた傘を選んで持っていくことは故意と指摘されかねない行為だ。

 実際、2022年には静岡県内のスーパー出入り口の傘立てに置かれた、300円のビニール傘を盗んだ疑いで50代女性が逮捕されている。この時の被害者はビニール傘だろうと泣き寝入りせず、被害届を提出したことで警察も捜査に乗り出した事案もある。

 それだけに傘はもちろん、お気に入りのめじるしアクセサリーまでも盗まれたとあっては事件化する可能性は高い。いくら安価であろうとも窃盗は窃盗、傘を持ち帰ったことで人生が一変することも認識しなくてはならない。

『メルカリ』で大量の転売品が

 そして300円のガチャガチャが加熱する一因となっているのが、キャラクター商品ではすっかりお馴染みの「転売」だ。大手フリマアプリ『メルカリ』では案の定、発売日当日からヨッシーをはじめ、人気キャラクターのめじるしアクセサリーが大量出品されている。

 しかも300円の商品に対して1000円以上、全10種類のコンプリートセットには7000円〜9000円ほどの値がつけられて高額転売されている。やはり全国各地での争奪戦に拍車をかけているのが、転売目的で買い付ける転売ヤーなのだろう。

 ところが転売市場にも異変が起き始めている。発売当初は『メルカリ』で“入れ食い”状態で捌かれていためじるしアクセサリーだが、ここにきて買い手がつかずに転売ヤーも在庫をあまらしている印象だ。

 販売元のバンダイも転売状況を心得ているのだろう。ガシャポン公式サイトでは《※本商品はご好評につき、今後追加生産を行って参ります。》との注意書きがあり、すでにヨッシーをはじめ人気キャラの追加生産を告知。しばし待てば、転売品を買わずとも正規ルートのガチャガチャで、定価の300円で購入可能になるからだ。

 別に梅雨シーズンにつけなくてもいい、お気に入りのめじるしアクセサリーは後ろめたさを感じずにつけたい。