阿部慎之助前監督(47)の辞任後、福岡ソフトバンクホークスとのセ・パ交流戦を1勝2敗(5月28日時点)とした読売ジャイアンツ。18歳娘への暴行容疑で逮捕された阿部氏による前代未聞の交代劇に【この現実から逃げることはできない】としつつも、巨人軍を前を向かせたのは巨人OB会長・中畑清氏(72)だ。
5月27日配信の『スポニチアネックス』記事で、阿部前監督による騒動を言及した同紙評論家・中畑氏。監督代行として指揮を取る橋上秀樹コーチ(60)のもと、残り100試合あるシーズンだが【新しいジャイアンツをつくっていく時間に充ててもらいたい】と、OB会長として後輩たちにエールを送った。
前監督の愚行についても【今の時代、親子であっても暴力は許されない。】と断じ、辞任もやむなしとした中畑氏。一方で児童相談所に通報した長女、そして騒動の発端とされる姉妹喧嘩に関わった次女を気遣い、【家族の和は人生で一番大事】と阿部家を案じるのだった。
誰よりもジャイアンツを愛し、阿部巨人にも評論家として、OBとして「喝」を入れてきた中畑氏だけに、その言葉の節々には重みがあり説得力があった。騒動だけなく選手、チームを気遣う姿勢に、Xでも《全方位に配慮した立派なコメント》などと称賛の声も上がっている。
「ごめんなさい」と謝るまで叩き続けた
しかし、寄稿の締めくくりとして披露した、自身と娘との“思い出”エピソードには違和感を覚えた人も多いようだ。
【私は反抗期の娘の尻を「ごめんなさい」と謝るまで叩き続けたことがある。今では許されないことかもしれないけど、私なりの教育だった。妻に先立たれて14年、今はその娘家族と一緒に暮らしている。あの時があってよかった。】
かつて自身も“教育”として、反抗期を迎えた娘の臀部を叩いた過去を告白。そして現在、母親になった娘とその家族と同居しているとして【あの時があってよかった。】と、自身を迎え入れてくれたであろう娘に施した教育を振り返るのだった。
中畑氏としては自身の教育、きびしい“躾”があったからこそ娘も立派に成長し、今も良好な関係を築けていると誇るのだろう。ところがーー、
《どうしてこう余計なことを言うかなあ 尻叩くのと、襟つかんで投げ飛ばすのとは全然違うし》
《娘さんの気持ちを勝手に推察しちゃっている》
《娘って40代くらい? 例えその年でも親にお尻叩かれてたって全国に公開されるの嫌だと思うよ》
《事実あっても公の場で言っちゃだめな世の中なのがまだ分からないのね》
叩かれた方は“心に傷”を残している
ネット上では、中畑氏も【今では許されないことかもしれない】と自覚しているにもかかわらず、なぜ阿部前監督に準えて“娘を叩いた”と話す必要があったのか、との手厳しい指摘も。その“違和感”について、かつて巨人担当のベテラン野球ライターは、
「中畑さんの娘さんが“反抗期”を迎えた時期というと平成初期でしょう。その当時でも、家庭によっては昭和然とした“躾”がなされていたのも事実。そしてお孫さんと暮らす中畑家は、いつも“にぎやかで笑顔が絶えない家族”との話は聞きますし、娘さんとの関係が良好のも事実でしょう。
ただ娘さんが“あの時があってよかった”と振り返るならまだしも、叩いた側の中畑さんが“武勇伝”のように、“娘にもよかった”と決めつけるような物言いが違和感を覚えられたのでしょう。いくら“躾”とはいえ、どんな経緯があったにせよ叩かれた方は“心に傷”を残している可能性もありますからね。
それに阿部前監督は酒に酔い、娘に反抗されたことでカッとなって暴力を振るったのであって、教育や躾とは別の話。OB会長として後輩を擁護したかったのかもしれませんが、最後の件だけは“余計なひと言”でしたね」
ジャイアンツ愛が溢れすぎたようだ。
