阿部慎之助

 監督辞任を発表した巨人・阿部慎之助前監督の復帰を求めるオンライン署名活動が5月26日に発足し、累計12万筆を超えた。阿部は25日、18歳の娘に暴行を加えたとして児童相談所から110番通報。駆けつけた警察官によって現行犯逮捕されていた。

著名人も署名に賛同

 長女と次女の喧嘩を止めようと仲裁に入ったところを言い返され、「カッとなった」阿部が長女の襟元を掴む形で押し倒すなどの暴行を加えたとされている。長女はその後、ChatGPTに相談し児童相談所へ通報したとのこと。

 26日の午前0時すぎに阿部は釈放され、同日昼に監督辞任を発表。会見によると長女に怪我はなく、喧嘩や通報に対して反省しているという。

「辞任が発表されると、すぐさまオンライン署名サイト『Change.org Japan(チェンジ・ドット・オーグ)』に監督復帰を求める署名ページが作られました。目標は東京ドームの収容人数4万3500人の署名を集めることでしたが、想定以上の反響が集まっています」(スポーツライター)

 署名の運営は当初「2026年6月5日23:59まで」としていた活動期日を、「状況に応じて期限の前倒し等の変更をおこなう可能性がございます」と説明していた。

 そして5月28日、運営から「すべての署名受付を前倒しで終了(クローズ)とさせていただきます」というアナウンスが発せられた。なお、提出先は「読売巨人軍」「読売新聞グループ本社」「各スポーツメディア・野球記者・フリーライター等」で、提出・交渉に向けた準備期間に入るとのこと。

 署名活動には映画『ALWAYS三丁目の夕日』で知られる山崎貴監督も賛同しており、《この事件はAIに惑わされる人類って意味でも、人間の力で元に戻さないといけない奴だと思う》とコメントしている。

阿部に残された道

 家族の喧嘩から大きな問題に発展した今回の件に、ネット上では「辞任は本人が決めたことだから覆すのは無理では?」「家庭内で落ち着く時間も必要だから、今はそっとしてあげて」「功績は認めるけど、現行犯逮捕されたのは事実だからなあ」「本当の意味での家族再生のために復帰でいいと思う」「最後は阿部さんの意向を尊重してほしい」など、さまざまな意見が上がっている。

 今回の件は各業界からも関心が高く、J1・浦和レッズなどでプレーした高崎寛之氏はXで《俺も子供には怒鳴るし、たまに手もあげるが自分の子供を育てるには普通の事。世の中歪んできていると思うが皆さんどうですか?》と投稿。弁護士の橋下徹氏は、阿部前監督の処遇について《阿部さんの子供さんを守るためには、社会が阿部さんに反省を求めつつも許していくべき》と綴っている。

阿部慎之助の監督復帰を求める署名活動(オンライン署名サイト『Change.orgJapan(チェンジ・ドット・オーグ)』より)

 さらに、ひろゆきも《子どもの行動が間違いと判明したら、親の仕事を元に戻したほうがいいと思う》とコメント。果たして、阿部前監督は今後どうなるのか。

「現代はコンプライアンスが重視される時代。暴力と逮捕は事実なので、すんなり復帰とはいかないでしょう。ただし、監督は無理でも解説など野球関連の仕事への道は残されているはずです。何しろ、薬物で捕まった清原和博氏でさえ解説者として出てきていますからね」(前出・スポーツライター)

 希望を持ち続けるファンのためにも、野球界からの“永久追放”だけはどうか――。