セカンド写真集『わー!!!』発売記念会見に参加した尾碕真花

 女優の尾碕真花(おさきいちか)と所属事務所・オスカープロモーションの間で起きた退所トラブルが、深刻な対立へと発展している。

食い違う尾碕真花とオスカーの主張

セカンド写真集『わー!!!』発売記念会見に参加した尾碕真花

 尾碕は6月1日、自身のInstagramで5月31日付の事務所退所を報告し、《多くを学ばせていただいた事務所には感謝している》と心境を明かした。一方でオスカー側は同日、公式サイトで尾碕の退所を否定。《契約期間中であり、専属契約の解除に合意した事実はない》としたうえで、《了承なく発表されたことは極めて遺憾》と強く反発している。両者の主張は真っ向から食い違う状況だ。

 これに対し尾碕は6月2日、再びInstagramを更新。数カ月前から退所の意思を伝え、円満解決に向けて話し合いを続けてきたと説明した。しかし、具体的な提案や回答はほとんど得られず、一方的な要求や威圧的と受け取れる対応が続いたと主張。新規の仕事や将来の活動に見通しが立たず、俳優業にも大きな影響が出たとも明かしている。

「問題となるのは、尾碕さんの“最終的に、私として到底容認することのできない犯罪に該当し得る行為が確認されました”という一文です。犯罪に該当する行為があったのならば、もはや事務所退所トラブルを超えた問題といえるでしょう。尾碕さんは続けて、犯罪に該当する行為があったため、“信頼関係は完全に失われ、修復は不可能であると判断するに至った”と説明しています」(芸能関係者)

 しかし、オスカー側はこの発信に対しても《当社は、犯罪に該当し得る行為を一切行っておらず、尾碕真花による発信は事実と異なるもの》として反論し、対立は一層激しさを増している。

 尾碕は2012年、「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能界デビュー。2019年の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日系)でヒロインに抜てきされ、その後も大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)などの話題作に出演してきた。今年はドラマ『パンチドランク・ウーマン』(日本テレビ系)でメインキャストを務めるなど、着実にキャリアを重ねている。

憶測の声が飛び交う状況に

「尾碕さんは、現場で非常に真摯な姿勢で知られています。朝ドラ撮影の現場では“多くの人に助けられた”と語り、主演の伊藤沙莉さんに対して“こういう風になれたらいいなと強く思いました”と話していました。さらに2025年のインタビューでは、“とにかく嘘をつかない、誠実にということをすごく意識しています”と語っており、その姿勢が自身の軸になっているようです」(前出・芸能関係者)

 今回の騒動をめぐっては、ネット上でも

《事実関係については他人が判断できることではありません》

《どちらの主張が正しいのかは司法にでも決めてもらうとして、日本の俳優はアメリカみたいに労働組合がないからどうしても雇用主である事務所側から不当な扱いを受けることが多いよな。俳優としての実力ではなく、いかに事務所に従順かが売れる売れないの基準のひとつになっている気がする》

 とさまざまな声が上がっている。

 構造的な問題を指摘する声も目立ち、事務所とタレントの力関係に疑問を投げかける意見も少なくない。食い違う主張の行方は依然として不透明なまま。真相解明とともに、芸能界のあり方そのものが問われる事態となりそうだ。