田村正和さん

 Netflixが6月1日からドラマ『警部補 古畑任三郎』(フジテレビ系)の配信を開始した。1994年にスタートした名作が令和によみがえり、再び注目が集まっている。

田村正和主演『古畑任三郎』の再ブーム

『古畑任三郎』シリーズで田村さんが撮影で使用した自転車。大切に保管され今も黄金色に輝いている

『古畑任三郎』シリーズは、脚本を三谷幸喜が手掛け、田村正和が主演を務めたミステリードラマ。最大の特徴は“倒叙もの”と呼ばれる構成で、冒頭から犯人やトリックが明かされる点にある。

 視聴者は犯行の一部始終を知ったうえで、警部補・古畑任三郎がいかにして犯人を追い詰めていくのかを見届けるスタイル。緻密な心理戦と会話劇によって自供へ導く展開が魅力で、毎回登場する豪華ゲストとの“対決”も大きな見どころとなっている。

「田村正和さんの静かな語り口や独特の間は唯一無二で、今見ても古さを感じさせない完成度です。倒叙形式の面白さを広く浸透させた作品のひとつといえるでしょう」(ドラマライター)

 2021年に田村が亡くなってから4年。配信によって改めて作品に触れる機会が生まれ、世代を超えた視聴が広がっているという。

「近年、配信サービスの普及によって、過去の名作が再評価される流れは顕著です。『古畑任三郎』もその典型例で、初見の若年層と当時のファンが同時に盛り上がる“世代横断型ヒット”になりつつあります」(前出・ドラマライター)

「名作は色褪せない」

 ネット上でも、配信開始を喜ぶ声が広がっている。

《一気見が止まらない》

《30年以上前の作品だけど、名作は色褪せないな》

《初めて見たけどこれはハマる》

《古畑を配信で観れる時代が来るとは!また観たかったから嬉しい》

《やっぱり田村正和さんの存在感が凄すぎる》

 さらに、著名人の間でも再視聴の動きが広がっている。ロックバンド・DIR EN GREYのShinyaは自身のXで、《久々に古畑任三郎を観たくなってコンプリートBlu-ray BOX買うしかないかと思ってたところにNetflixで配信が始まったので見始めました》と投稿。タイミングの良さに喜びをにじませた。

 お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏も視聴中のようで、《Netflixで古畑任三郎を見ている。ふと田村正和さんが何歳の時にされていたのか調べたら。50歳だった。ショックすぎる 寝ます》とコメント。あの貫禄ある演技が、現在の津田と同じ50歳のときと知って衝撃を受けたようだ。

 加えて、SNS上では“もし新作が制作されるなら”という妄想キャスティングも活発化。ゲスト俳優の人選や職業設定、さらにはサブタイトル案まで多彩なアイデアが飛び交い、往年の人気シリーズならではの盛り上がりを見せている。

 配信という新たな形で息を吹き返した『古畑任三郎』。時代を超えて愛される理由が改めて浮かび上がり、今後も幅広い世代に受け継がれていきそうだ。