サッカー日本代表・長友佑都

 サッカー日本代表が6月2日、北中米ワールドカップの事前合宿地へ向けて成田空港から出国した。

長友佑都の“闘魂ハチマキ姿”

 選手たちはお揃いのスーツ姿で空港ロビーに登場。そのなかで、ひときわ目立っていたのが日本代表史上最多となる5度目のワールドカップに挑む39歳のベテラン、長友佑都だ。額には「闘魂」と書かれた日の丸ハチマキを身に着け、森保一監督のすぐ後ろを歩き、そのまま壮行セレモニーにも出席。

 これに対してネット上では、

《長友めっちゃ目立つな》
《完全な盛り上げ隊長》
《ブラボー兄貴からハチマキ兄貴へ》

 といった好意的な反応が上がった一方、「違和感」を指摘する声も少なくなかった。特に目立ったのは、“長友だけが目立ちすぎている”という指摘。

《ワールドカップは選手みんなの晴れ舞台であり、みんなに『行ってらっしゃい!』を言う場面です。あなただけが主役になる場面なのでしょうか》
《日本の最年長者として相応しい行動を》

 今回の出国セレモニーは、日本代表全員が世界一という目標に向けて旅立つ場。しかし、そのなかで長友のハチマキ姿ばかりが話題となったことに疑問を感じるサポーターもいたようだ。

ANAによるサッカー日本代表のお見送りセレモニー。長友佑都は前列左から4番目(サッカー日本代表公式Xより)

 長友といえば、2018年ロシアW杯では金髪、2022年カタールW杯でも赤髪で注目を集めてきた。大会前に派手なビジュアルで気合いを表現することは、もはや恒例行事ともいえる。

 さらに、家族も参加した代表選出会見時には、長友の長男が両手を挙げて叫ぶパフォーマンスをしたことで、父親譲りの盛り上げ方で会場を沸かせ話題に。注目度をあげることにおいて長友の右に出るものはいないが、39歳となった現在その見方は以前とは変わりつつある。

ベテランだからこそ、若手の手本として

 今回の代表選出では、ピッチ上の戦力というよりも、若手を支える精神的支柱やメンターとしての役割を期待する声も多かった。だからこそ、

《長友選手に課せられた選出理由となる『役割』が気になる》
《今のところ外側からの見栄えは『おちゃらける』『ちゃらちゃらムードメーカー』にしか見えない》

 という意見も上がっている。さらに、

《こんな事をさせる為に大事な一枠を使ったのか?》
《一人だけ浮いちゃってるしちょっと子供っぽい》
《このパフォーマンスが勝利に結びつくのだろうか》

 という厳しい声も。

 ベテランだからこそ、若手の手本として背中で示してほしい――。そんな期待の裏返しともいえるだろう。

 ただ、長友本人はこれまでも、チームを盛り上げるために率先して声を出し、空気を作ってきた。今回のハチマキも、その延長線上にあるパフォーマンスなのかもしれない。

 もちろん、ロッカールームでの存在感や若手への影響力は外部からは見えない。それでもサポーターが見たいのは、ハチマキやパフォーマンスではなく、世界の強豪と渡り合う“戦う日本代表”の姿。

 5度目のワールドカップに挑む長友。その経験と存在価値が本当に評価されるのは、出発セレモニーではなく本大会のピッチの上なのかもしれない。