6月4日に開かれた衆院予算委員会で追求された、高市陣営が対立候補を中傷する動画を作成したとする『週刊文春』の一連の報道。そこでの高市首相の発言が物議を醸している。
高市首相の公設第一秘書の疑惑
そもそもの発端は、『週刊文春』の4月29日付の記事だ。2025年秋の自民党総裁選において、高市首相の公設第一秘書・木下剛志氏が、小泉進次郎氏や林芳生氏などの対立候補を中傷する動画の作成・拡散を牽引していたという。最初の報道では、高市陣営は中傷動画への関与を否定したと報じられていたが――。
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「6月3日付の記事では、動画を作成したとされる人物らが2025年12月に開いた『ZOOM会議』の音声が公開されました。そこで4日の衆院予算委員会で、中道改革連合の伊佐進一衆院議員が“音声が公設秘書本人かどうか確認して欲しい”と前日の昼までに事前通告をした上で高市首相に質問。ところが高市首相は前日は答弁準備で徹夜していたため、答弁書を確認したのが未明だったと説明したのです」(地方紙政治部記者)
動画の確認くらいならいつでもできそうなものだが、高市首相は該当の音声が有料記事だったことに言及。「これまでも、こちらの言い分は関係なく、私の面識のない方の言い分を、非常にこうイメージ操作をして報道してこられた、そこの有料会員になろうとは思いませんでした」と回答している。
中道改革連合の長妻昭衆院議員は高市首相へ、「明日も参議院の方でも野党が質問する。音声の主が秘書かどうか確認の上、明日野党の質問に答えていただきたい」と通告。この件について追求していく姿勢を崩さないまま質疑を終えた。
動画を確認した高市首相
5日、高市首相は「週刊誌で言われているような総裁選で他候補を批判する動画を作成することに関するものではない。秘書本人かどうか、あのような音声を元に判断することは難しい」と改めて秘書の関与を否定。続けて「秘書本人かどうか、あのような音声を元に判断することは、難しい」と確認のしようがないことを強調した。
これに対し、
《言い訳が醜すぎて聞いてられないな。 音声データと生の声が違うのは当たり前》
《総理も判断がつかない様だったら声紋検査をすればどうだろう》
《絶対白黒つけるべき》
《この音声がネガティブ動画と関係有るとか無いとか、明らかなる論点ずらし》
などといった声があがっている。
「物価高に加え一連の報道も関係しているのか、高市内閣に対する若年層の支持率が急落しているのが気になるところです。3月から下落傾向が続いていましたが、毎日新聞が5月23日と24日に実施した『全国世論調査』では、18~29歳の支持率が45%。前月比から6ポイントの下落で、50%を下回ったのは内閣発足後初めてです」(前出・地方紙政治部記者)
全体の支持率も前月比3ポイント減の50%、3カ月連続の下落となっている。元々は若年層の支持率の高さが特徴的だっただけに、若年層の下落が響いているようだ。
窮地に立たされた高市内閣。今後の追求次第では、さらなる支持率低下も避けられないが果たして――。
