サッカー日本代表・長友佑都

 宝泉薫さんによる『週刊女性』の名物連載「人生アゲサゲ分かれ道」。今、ニュースなサッカーの日本代表・長友佑都さんを取り上げます!

妻の平愛梨にはおバカ系タレントの要素も

 サッカーW杯の北中米大会に出場する日本代表選手の構成をめぐって、賛否両論が起きている。39歳の長友佑都が、日本人初の5大会連続選出という快挙を達成。ただ、衰えは隠せず「不要論」まで飛び出した。

 とはいえ、その賛否に熱くなるほどのサッカーファンは本誌読者には少ないのではないか。サッカー好きの女性芸能人といっても、小柳ルミ子か、若手の影山優佳くらいしか思い浮かばない。そんなわけで、この稿も日本代表がどうこうより、もっとミーハー的な視点で書いてみたい。

 それこそ、長友の妻は平愛梨で、その妹が平祐奈。2016年に愛梨との交際が報じられた際には、長友が、「僕のアモーレですね、イタリア語で愛する人という意味です」と語り「アモーレ」がその年の新語・流行語大賞でトップテン入りした。

 また、長友が国内外で長く活躍してきたため、愛梨は4人の息子をイタリア、トルコ、フランス、日本で出産。海外での過酷な出産経験を武勇伝みたいに語ったりしている。
ちなみに、愛梨にはおバカ系タレントの要素もあり、'14年には片仮名の言葉がちゃんと覚えられないことを告白。「チュッパチャプス」を「プッチャパッチュプス」と言ってしまうそうで、結婚で海外移住が決まったときは少し心配になった。
が、むしろ、そういう人だからこそ、どこに行ってもお気楽に順応できるのかもしれない。

サッカーは三浦知良を超えるスターを生んでいない

 とまあ、今のサッカー&芸能シーンでは華のあるふたり。しかし、Jリーグブームのころに三浦知良たちが振りまいた華にはちょっと及ばない。その象徴が'92年のクリスマスイブに三浦と設楽りさ子、貴花田(のち貴乃花)と宮沢りえが見せた4ショットだ。

1993年、都内のホテルで挙式を開いた三浦知良選手とりさ子夫人

 '93年の秋には、ブームに便乗したJリーグドラマが3本も放送され、すべてコケた。
唯一の収穫は『オレたちのオーレ!』(TBS系)で知り合った大鶴義丹とマルシアが結婚(のち離婚)したことだろう。その浮気騒動をネタにする大鶴肥満(ママタルト)のような芸人も、Jリーグなしには生まれていなかったといえる。

 サッカーの勢いはその後、'02年の日韓共催W杯あたりまで続いたが、そこでひと区切りついた。国民的人気スポーツの座を野球や相撲から奪うまでには至らず、棲み分けができている印象だ。Jリーグブームが遅すぎたというか、当時すでに世の中全体で趣味の多様化が始まっていたからだろう。

 それ以前にブーム化した野球や相撲には、伝統が醸し出すメジャー感がある。だからこそ、プロ野球の監督が娘への暴行容疑で逮捕された途端、大騒ぎにもなるわけだ。

 この件について《巨人、逮捕、卵焼き》というSNS投稿を見つけ、不謹慎ながら笑ってしまった。昭和中期の「巨人、大鵬、卵焼き」をもじったものだが、平成初期なら「ヴェルディ、若貴、ナタデココ」みたいな流行もあった。サッカーは結局、あのころの三浦知良を超えるスターを生んでいない気もする。

 そういえば、'98年のフランスW杯では「カズ落選」が賛否両論を呼んだ。当時の三浦が31歳だったことを思えば、39歳の長友の代表入りはすごいことだ。そのすごさがさほど注目されないところに、サッカーの今が象徴されている。

 競技人口のわりに地味な日本のサッカー。長友が「不要論」を蹴とばして、平愛梨がとんちんかんな喜びコメントを発するような展開はあるのだろうか。