6月6日にファッションセンターしまむらがオンラインストアで発売した『競走馬シリーズ』商品が、販売開始直後に完売する異例の人気を見せ、大きな話題となっている。
「1分もしないうちに完売するなんて酷すぎる」の声も
「同日午後3時から、オンラインストア『しまむらパーク』で販売がはじまったのは、競走馬をモチーフにしたTシャツやトートバッグ、パスケースなどです。
ラインナップには三冠馬のディープインパクト、“伝説の暴れん坊”として今なお語りつがれるオルフェーヴル、悲劇の名馬サイレンススズカ、皇帝トウカイテイオー、ナリタブライアン、そして今年の皐月賞馬ミュージアムマイルと、競馬ファンなら誰もが知る名馬たちが並びました。
価格も1000円台が中心と手ごろだったことから、販売開始と同時にアクセスが集中。商品はまたたく間に完売となりました」(スポーツ紙記者)
予想をはるかに上回る反響に、購入を狙っていたファンからは悲鳴にも似た声が続出。Xでは“争奪戦”の様相を呈し、買えなかった人々の嘆きが相次いだ。
《買おうとしてたのに1分もしないうちに完売するなんて酷すぎる》
《15時ぴったりに入ったのに全部完売ってじゃあ誰が変えたの》
《しまむら、競馬民なめとったんか》
しまむらといえば、これまで人気アニメやキャラクター、ゲーム作品とのコラボを数多く展開してきたことで知られる。近年は“推し活”需要を取りこみ、若年層からも支持を集めているが、今回はまさかの競走馬だった。
一見すると異色の組み合わせにも思えるが、近年の競馬人気はファン層の変化が見られると指摘するのはエンタメ系ライターだ。
「かつて競馬といえば中高年男性の娯楽というイメージが強かったものの、近年は競馬場のレジャー施設化が進み、家族連れや若い女性の来場も増加しています。さらに競走馬を題材としたテレビやゲーム、アニメ作品のヒットをきっかけに、競馬そのものではなく馬を応援するファン層が拡大しています。
現役時代を知らない若い世代が、引退した名馬のエピソードやレース映像に魅了されるケースも少なくありません。競馬ファンの間では“推し馬”という言葉も定着しており、馬券を買うだけでなく、グッズを集める人も増えています」
今回の予想を超える反響を受け、しまむらは翌7日、公式SNSを通じて受注生産による再販を発表した。
「これには《流石です》《ありがとう》といった歓迎の声が相次いだほか、《転売ヤー絶滅作戦ですか》《(受注生産は)助かる》という反応も目立ちました。競馬グッズは限定販売になることも多く、人気商品は高額転売されるケースも多い。しまむらとしては想定以上の反響を受けた結果なのでしょうが、結果的にはファンにも企業にもメリットのある判断になりました」(同・エンタメライター)
“主婦の味方”しまむらが仕掛けた異色コラボは、競馬ファンの底知れぬ熱量を可視化する結果となった。アニメやアイドルに負けない、推し馬需要の大きさを証明した今回の完売劇。今後の受注再販の反響にも注目が集まりそうだ。
