6月5日に発表された、'28年度前期NHK連続テレビ小説『ほんのモキチ』。大正から昭和にかけて活躍した歌人・斎藤茂吉の妻、輝子をモデルにしたヒロインを河合優実が務める。
「やる気、満々です」
と河合は満面の笑みで意気込みを語ったが、放送開始はまだ2年も先。朝ドラはそれまでに3作が放送を控えている。'26年度後期作品『ブラッサム』、'27年度前期作品『巡るスワン』が発表されているが……。
27年度後期の朝ドラは未発表
「'27年度後期作品については、何も発表されていないんです」
と言うのは『みんなの朝ドラ』の著者、木俣冬さん。『ほんのモキチ』の制作統括・板垣麻衣子さんは、
「こちらが先に制作が決まったので発表した。'27年度後期作も順調に進んでいる」
と会見でコメントしたが、一作品を抜かして発表されるのは、異例の流れだ。実際はどんな事情だったのか知る由もないが、逆に“空白”となった'27年度後期作品にも注目が集まっている。
「『ブラッサム』『巡るスワン』のヒロイン、石橋静河さんと森田望智さんは、これまで朝ドラはもちろんNHKのドラマに出演歴のある女優。河合さんもそうですが、いわゆる“一本釣り”で指名されています。
新鮮さなど以上に、ヒロインに対して安心・安定を求めている感じは強いですね。なので、オーディションではない形でキャスティングが決まるのではないでしょうか」(木俣さん、以下同)
そこで木俣さんが「そろそろでは?」と挙げるのが、
「芦田愛菜さん。これまでずっとヒロインとして“待望論”がありました。彼女は今年、大学4年生で、'27年度後期作品の撮影時には学業も落ち着いているはず。知名度と女優としての実力は飛び抜けています」
“イチ推し”の朝ドラヒロイン
他にも朝ドラ出演歴のある、吉岡里帆や小芝風花などの名前も挙がるが、
「2人とも透明感や清潔感は抜群ですが、すでに大河ドラマで大きな役を演じています。キャリアアップしてフレッシュ感はないので、難しいところですよね」
しかも“空白”の'27年度後期は、バカリズム(『巡るスワン』)とクドカンこと宮藤官九郎(『ほんのモキチ』)が脚本を担当する作品に挟まれる。
「プロデューサーは相当、重圧だと思います。ヒロインも含めて手堅い、古典的な作品でいくか、ものすごく斬新な作品にトライするか……。
バカリズムさんと宮藤さんの間だから、実績のある女性脚本家、例えば『ゲゲゲの女房』の山本むつみさんを久しぶりに起用するとか、待望論のある『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子さんとか。確実性を求める傾向が強くなるかもしれません」
そんな中、木俣さん“イチ推し”のヒロイン候補を聞いてみると、
「仁村紗和さんです。NHK総合夜ドラ枠の『あなたのブツが、ここに』で、とても注目されました。昨年から京阪電気鉄道のイメージキャラにもなっていて、大阪局制作の'27年度後期作にもピッタリかなと(笑)」
こんな想像で楽しめるのも朝ドラの魅力。さて、どんなヒロインが演じる作品になるのか──。
