初戦のオランダ戦に挑んだサッカー日本代表(サッカー日本代表公式Xより)

 サッカーワールドカップ北中米大会が開幕した。今大会の日本代表は史上最強との呼び声も高い。しかし、その強さは先達の影響も大きいはず。W杯初出場に導いた選手、惜しくも出場を逃した選手……多くの名選手の活躍があって、今の日本代表がある。

 現役・引退問わず、サッカーファン以外にも聞いた、あなたにとって「サッカー日本代表といえば誰?」

10代から80代の男女1000人にアンケート

 ドーハの悲劇を経て、'98年フランスW杯以降、4年に一度大きな夢を見させてくれるサッカー日本代表。数多くのスター選手が名を連ねてきたが、「特にこの人」というのは、きっと人それぞれ。

 今でも「カズ」が思い浮かぶ祖父母・親世代、「NAKATA」から海外サッカーを知った40代、「ケイスケホンダ」に憧れた30代、今「久保」に期待している若者……。

 サッカーに詳しくない人も含む10代から80代の男女1000人に聞いた「日本代表といえば誰?」。W杯の熱戦に沸く今、レジェンドから現役まで、老若男女が思い浮かべたイレブンは?

■11位 香川真司
 ドルトムントでブンデスリーガ連覇に貢献、マンチェスター・ユナイテッドにも在籍した希代のテクニシャン。現在は古巣であるセレッソ大阪に復帰し、攻撃的なポジションから少し下がってゲームをコントロールしている。

「ドルトムントでの活躍は素晴らしかった」(61歳・女性)
「セレッソのファンなので」(45歳・女性)

■10位 中山雅史
 通称“ゴン中山”。W杯日本代表初ゴールを記録。そのテンションの高さから、ピッチだけでなくメディアでも活躍した選手の元祖といえるかもしれない。

「W杯で日本代表初ゴールを決めたので」(57歳・男性)
「他の人を知らない。昔はテレビに出ずっぱりだった」(38歳・女性)

■9位 中村俊輔
 フリーキックの名手。セルティック時代の弾道は世界を唸らせた。今大会は代表チームのコーチとして、選手を指導。

「いくつものフリーキックが印象に残っている」(36歳・男性)
「背番号10番、マリノスやヨーロッパでも活躍していたから」(62歳・女性)

■8位 ラモス瑠偉
 生まれはブラジル。日本国籍を取得して代表に。自身のW杯の夢はドーハで散った。引退試合のセレモニーでは「もし生まれ変わることができたら、また日本にやってきて、すぐに帰化してW杯に行きたい」と日本愛・代表愛を語った。メディア出演も多数。

「日本人より日本人っぽかった」(52歳・女性)
「ドーハの悲劇のときに、いちばんがっかりしていたから」(57歳・女性)

「全盛期はバラエティー番組でよく見ていた」(45歳・女性)

■7位 長谷部誠
“心を整える”で知られる元代表キャプテン。ドイツで長年プレーし、現在は代表チームのコーチに。将来の日本代表監督の噂も。

「キャプテンとしてチームに寄与した」(38歳・男性)
「サッカーへの真剣な姿勢と誠実な人柄」(58歳・男性)
「まじめな性格で人から好かれていた」(38歳・女性)

「将来、監督としても期待しています」(35歳・女性)

■6位 久保建英
 小学生で海を渡り、メッシも所属した名門バルセロナで育った。そんな神童は今、日本代表のエース的存在に。現在はスペインのレアル・ソシエダに所属。

「世界トップレベルの技術を持つエース候補」(31歳・女性)
「海外リーグでの活躍、技術ともに世界的に認められている」(57歳・女性)
「今の日本代表の中でも頭抜けたセンスがあるから」(18歳・男性)

「前回のW杯で堂安律とともに積極的にパスをフォワードにつないでいたから」(19歳・女性)

代表メンバー外の三笘が長友超え

■5位 長友佑都
 日本代表史上初の5大会連続W杯出場の漢。明るいキャラクターもあって、サッカーファン以外の認知度も高い。

「身体的に恵まれているわけじゃないけど、活躍している」(63歳・女性)
「アモーレという言葉を言った人だから」(21歳・女性)
「ブラボーだから」(46歳・男性)
「長く出場していて、日本を盛り上げているから!」(46歳・女性)

「最近こそ出場機会は少ないですが、左サイドバックといえばこの人しかいません」(55歳・女性)
「語学力、そして外国人になじめるメンタルとテンション。プレー以外でもすごい面がある」(48歳・女性)

■4位 三笘薫
 プレミアリーグ・ブライトン所属。残念ながら今大会はケガでメンバー外となったが、強烈なドリブルと前回大会の“三笘の1ミリ”は記憶に新しい。

「三笘の1ミリの印象が強いから。今大会はケガで入れなかったがメンタルサポートで同行してほしい」(54歳・女性)
「サッカーのことを全然知らない私でもわかるほどの知名度を誇る」(15歳・女性)

「大学の卒論をドリブルをテーマに書いたと聞いてすごいなって」(16歳・女性)
「キレキレのドリブルでかわし、海外でも名が高く驚異の選手」(20歳・男性)

「日本代表と言えば誰?」ランキングの1位~11位

■3位 本田圭佑
 W杯3大会連続でゴールを記録した屈指の選手かつ希代のメンタルの持ち主。イタリアの名門ACミランで10番を背負い、実質引退後もビジネスなどで話題に。

「W杯3大会連続ゴール」(26歳・男性)
「南アフリカ大会でのフリーキックが衝撃的だった」(56歳・男性)
「現役時代もさることながら、今もサッカーに深く関わっている」(25歳・男性)
「カリスマ性があってサッカー選手といえばこの人のようなイメージ」(18歳・女性)
「最近の怪しいビジネスマンみたいな感じに批判はあるが印象的な活躍」(28歳・男性)

■2位 三浦知良
 紛れもなくJリーグ最初のスター、“キング・カズ”。'98年フランス大会では代表メンバー入りが確実視されていたが、岡田武史監督の「外れるのはカズ」発言とともにメンバー漏れ。還暦を目前にしながら、今なお現役を続けている。

「生きる伝説」(30歳・女性)
「今があるのはカズのおかげ」(18歳・男性)

「正直、サッカー選手で名前を覚えているのがこの人しかいない」(54歳・女性)
「日本サッカーの人気や地位を押し上げ、50代になっても現役を続けている大功労者」(49歳・男性)
「日本代表としてW杯地区予選で27得点、国際Aマッチ通算得点55点。W杯で見たかった」(68歳・男性)

■1位 中田英寿
 堂々の1位。'98年フランス大会で初出場、'02年日韓大会では中心選手として16強進出に貢献した。イタリアのペルージャ、ローマ、パルマで活躍した日本サッカー界の革命児。29歳で電撃引退し、“旅人”となったその後の生き方も語り草に。

「中田がいたからW杯を見るようになった」(44歳・女性)
「ファッションなどを含めカリスマ的な存在だった」(46歳・男性)
「初めて世界基準を満たした選手だと思う」(54歳・男性)

「初めて海外で活躍して向こうの言葉でインタビューを受けていて衝撃だった」(43歳・女性)
「単にサッカーがうまかったというだけでなく、日本のサッカー界全体の歴史、常識、そしてスタンスをたった1人でガラリと変えたカリスマ性と先駆者としての功績」(45歳・男性)

 海を渡ったスター選手─香川、本田、遠藤航、三笘らが歩いた道は“中田がつくった道”との声も。

 ここまでのランキングで、今回のW杯に臨む現役代表選手で名を連ねたのは、長友と久保のみ(ケガでメンバー外の三笘除く)─。レジェンドの存在感がいかに大きいかが、改めて浮き彫りに。そこで、現役代表に絞ったランキングが以下。1位長友、2位久保に続く現役代表選手は─。

レジェンドの前に振るわなかった現役

《現役代表選手のみ》「日本代表と言えば誰?」ランキング1位~10位

■3位 堂安律
 ドイツ・フランクフルト所属。前回カタール大会のドイツ戦とスペイン戦のゴールは鮮烈だった。

「有言実行でしっかり点を入れるイメージ」(34歳・女性)
「多くの試合での活躍やCMでの出演がある」(42歳・女性)

「今のサッカー日本代表のエースナンバー10だから」(67歳・女性)

■4位 伊東純也
 ベルギー・ヘンク所属の快足ドリブラー。

「アシスト力が特に高く、どのポジションでもこなして、ドリブルが速いだけの選手ではない」(40歳・女性)

■5位(同率)上田綺世
 オランダ・フェイエノールトのエース。

「オランダリーグの得点王」(29歳・女性)
「とにかくシュートがすごい、速い!」(37歳・女性)

■5位(同率)遠藤航
 元代表キャプテン。プレミアリーグ・リヴァプールでも守備能力が光る。

「世界最高峰のプレミアリーグで、それも強豪のリヴァプールでプレーしている」(20歳・男性)

■7位 鎌田大地
 プレミアリーグ・クリスタル・パレス所属。

「国際大会に強い」(30歳・男性)

■8位 田中碧
 前回大会は三笘の1ミリから押し込みゴール。

「技術力がすごい」(53歳・女性)

■9位 森保一
“現役選手”ではないが、現役監督として番外的にランクイン。

「監督としてすごい」(33歳・男性)

■10位 冨安健洋/中村敬斗/塩貝健人/前田大然

冨安「代表史上ナンバーワンのDFであり、核になる選手」(28歳・男性)
中村「いちばん顔がカッコいい」(39歳・女性)

塩貝「負けん気が強くて何かやってくれそう」(40歳・男性)
前田「丸刈りの人としていちばん印象に残っていた」(18歳・女性)

 今大会が終了したあと、もう一度同じアンケートを取ったら、全体ランキングのレジェンドたちを上回る現役選手が現れているだろうか─。頑張れ、サムライブルー!!