国内最大規模で、名古屋を代表する人気施設「名古屋港水族館」が老朽化の壁に直面している。
1992年に開館した同館では、シャチやイルカが見られる巨大プールのほか、約5万点の生物数を展示。昨年度の来館数は沖縄美ら海水族館、大阪・海遊館に次いで全国3位。約242万人が訪れる、愛知県屈指の人気観光スポットとなっている。
所有団体は「現時点において決まったものはありません」
6月12日に地元のCBCテレビが報じた内容によると、老朽化の影響で水槽から水が染み出してきており景観が損なわれ始めていることから、規模改修工事の検討していたものの、資材高騰などで整備費が膨らんだ影響で改修計画の総事業費は200億円以上に。
財源確保のため入館料見直す意見も出ているという報道を受けSNSでは、
《国内最大規模の水族館に今まで2030円で入れて、年パスに関してはたった5190円で購入できていたことが奇跡だと思う。地元民として、本当に感謝の気持ちでいっぱいです》
《名古屋港水族館ピンチなら全然入館料値上げしていいよ あの規模でそれは安すぎるので》
と、応援する声が多く上がっている。そこで現在の状況や検討しているという値上げについて、所有者である「名古屋港管理組合」広報・にぎわい振興室に聞いた。
老朽化が目立ってきた時期については、
「明確な時期があるものではありませんが、開館以来30年以上が経過し、さまざまな設備等が老朽化しています」
というものの、
「補修など適宜必要に応じた対応をとっており、特に展示に変化はありません」
来館者が気にしている入館料の値上げ検討については、
「料金改定などについては今後検討していくことから、現時点において決まったものはありません」
SNSでは応援コメントも多く投稿されているが、
「本組合においては特にメッセージなどは届いておりません。名古屋港水族館はみなさまに長年愛され、親しまれている施設であり、この役割を継続的に果たし、魅力ある水族館としてあり続けたいと考えています」
同規模の大阪・海遊館はエネルギー価格や物価の高騰などを理由に、2023年に2400円から2700円に値上げ。コロナ禍の時期には年間パスポートを廃止したほか、現在は需要に応じた価格変動制を導入。繁忙期は最大3500円となっている。
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」も一般料金は3000円。大分市内や別府駅からの往復バス料金と近隣にある「高崎山自然動物公園」の入園券がセットになった大分交通のお得なきっぷ「モンキー・マリーンチケット」を購入すれば全部込みで3300円で利用できるものの、それでも名古屋港水族館は規模のわりに安価な価格設定と言えるだろう。
全国の水族館好きや地元民に愛される施設だけに、多少値上げしてもいいから施設を継続してほしい!
