涙を浮かべながら、ヒロイン・みね子として最後の挨拶をする有村 撮影/吉岡竜紀

 物語が中盤に差しかかりつつあるNHK連続テレビ小説『風、薫る』。視聴率で苦戦が続くなか、2017年度前期放送の朝ドラ『ひよっこ』が9年ぶりに再放送されることが決まり、ネット上で歓喜の声が上がっている。

『風、薫る』の伸び悩みと『ひよっこ』の再放送決定

2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』主演会見

 見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務める朝ドラ114作目『風、薫る』。

 明治時代に実在した看護師の大関和と鈴木雅をモチーフに、それぞれ生きづらさを抱えた2人の女性が、まだ十分に知られていなかった看護の世界で道を切り開いていく姿が描かれている。

「異例のダブルヒロインということで注目を集めた同作ですが、物語が複線的になりやすく、視聴者からは《話についていきづらい》《感情移入できない》といった声も上がっていました。その影響もあってか、序盤から視聴率は伸び悩み、第1週は14.3%、第2週は13.6%と低空飛行。5月には12%台まで落ち込む回もありました」(テレビ誌ライター)

 ところが、ある人物の登場を境に、作品の空気は少しずつ変わり始めた。Aぇ!groupの佐野晶哉が演じる“シマケン”こと島田健次郎だ。

 第3週で姿を見せて以降、SNSではたびたびトレンド入りし、視聴率も徐々に回復。6月3日放送の第48回は世帯視聴率16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、15日放送の第56回も15.5%をマークし、ここからの推移が注目される。

 そんな中、NHKは有村架純がヒロインを務めた朝ドラ『ひよっこ』を、8月3日から再放送すると発表した。

再放送決定に有村架純もコメント

「同作は、脚本家・岡田惠和氏が手がけた高度経済成長期の物語で、茨城県の農村で育った主人公・谷田部みね子が集団就職で上京し成長していく姿を描いています。1964年の東京オリンピック開催の年を背景に、温かな人間模様と昭和の素朴な日常を丁寧に描いた作風が支持され、桑田佳祐さんが作詞作曲を務めた主題歌『若い広場』が流れるオープニング映像も話題となりました」(前出・テレビ誌ライター)

 再放送決定を受け、有村は《9年前に放送された「ひよっこ」がこの度再放送されることになりました。ありがとうございます》とコメント。《当時の放送を見守ってくださった方々、そして「ひよっこ」を観たことがない!という方々にもこの機会に是非楽しんでもらえたら幸せです》と呼びかけた。

 再放送の発表には、ネット上でも

《これは嬉しい!》

《リアタイで観てなかったので、楽しみにしてます》

《何度も見たくなるドラマはいくつかあるが、その中でも「ひよっこ」は格別》

《朝ドラは一代記が多いなかで、わずか何年間を題材にした物語が好きでした。オープニング映像でいろんなモノがミニチュアで表現されていたのも印象的》

《ヤバい、メッチャ嬉しい。朝ドラをちゃんと見るようになってから自分の中ではNo.1の作品です》

《とにかく大好きな朝ドラです!楽しみ》

 と歓喜の声が相次いでいる。

 視聴率を持ち直しつつある『風、薫る』と、9年ぶりに再び放送される『ひよっこ』。朝ドラファンの楽しみは、この夏ますます広がりそうだ。