日本時間6月12日に開幕した「FIFAワールドカップ2026」。世界最高峰の戦いが繰り広げられる大会では、選手たちのプレーだけでなく、中継を彩る解説者のコメントに注目が集まることも少なくない。試合の流れを言葉で補い、観戦をより深く楽しませてくれる一方で、その語り口には賛否が分かれることもある。そこで全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に、「嫌いなサッカー解説者」についてアンケートを取った。
第5位には槙野智章がランクイン
現役時代は日本代表DFとして2018年のロシア大会に出場し、持ち前の明るいキャラクターでチームを盛り上げるムードメーカーとして親しまれた槙野。引退後は解説業やバラエティ番組など活動の幅を広げ、現在はJ2の藤枝MYFCで監督を務めている。
解説でも現役時代から変わらぬエネルギッシュな語り口が特徴で、その存在感の強さゆえに《ノリの良さが気になる》という声も。解説そのものよりもキャラクター性が前面に出ているように感じる人もいるようだ。
《おちゃらけた感じがする》(北海道・52歳・女性)
《面白いことを言おうとして関係者にアピールしようとしている様が見えるのが嫌》(神奈川県・47歳・男性)
第4位は“闘将”の愛称で知られる田中マルクス闘莉王
田中はブラジル出身で高校時代に来日し、Jリーグでの活躍を経て日本国籍を取得。屈強なフィジカルと闘志あふれるプレーで人気を集め、2010年には日本代表として南アフリカW杯に出場しベスト16進出に貢献した。解説では歯に衣着せぬ発言やストレートな物言いで注目を集めることも多く、その熱量あふれる解説を支持する声がある一方、感情的なコメントや強い口調に威圧感を覚える視聴者も少なくない。
《高圧的に感じることが多い》(東京都・54歳・男性)
《感情的》(埼玉県・53歳・男性)
第3位は、1977年に来日した日本サッカー界のレジェンド・ラモス瑠偉
三浦知良、北澤豪らとともにJリーグ草創期を支え、日本サッカー人気の礎を築いたラモス。'89年に日本へ帰化し、'92年の「AFCアジアカップ」では司令塔として日本代表を初優勝に導いた。解説では豊富な経験に基づく持論を展開することも多く、日本サッカーへの強い思いがにじむ一方で、厳しい批判や苦言が目立つことも。アンケートでも《偉そう》と受け止める声が多くあがっている。
《偉そうに発言している》(滋賀県・54歳・男性)
《文句ばかりだから》(東京都・59歳・男性)
《解説というより愚痴に聞こえる時もあるから》(埼玉県・49歳・男性)
第2位は、日本代表のエースとして3大会連続でW杯に出場した本田圭佑
本田といえば、日本時間15日にアメリカ・ダラスでおこなわれた日本代表の初戦・オランダ戦で解説を担当。その独特な語り口や経験者ならではの視点はSNSでも大きな反響を呼び、NHKサッカー公式Xは《本田圭佑さんの解説もくじです》と題して異例の“本田語録”を公開した。
しかし、感覚的な表現や独自の言い回しは好みが分かれるようで、「うざい」といったストレートな発言には嫌悪感を抱く視聴者も。日本時間21日のチュニジア戦でも解説を務めることが決定しており、その発言に再び注目が集まりそうだ。
《独特すぎて解説になってない》(東京都・56歳・女性)
《言葉づかいが汚い》(大阪府・34歳・男性)
《本人の感覚で解説していることがある。言葉になっていないので聞いているほうはわからない》(大阪府・44歳・女性)
第1位は、日本サッカー中継の“顔”として知られる松木安太郎
現役時代は読売サッカークラブの中心選手として活躍し、日本代表としても国際舞台を経験。引退後は指導者や解説者としてサッカー界に携わり、熱のこもった解説と勢いのあるコメントは“松木節”とも呼ばれ、サッカーファンの間でもおなじみとなっている。
一方で、そんな松木の“熱血スタイル”は好みが分かれるところ。アンケートでは《うるさい》といった声も寄せられ、熱さゆえの“強さ”が気になるという意見も見られた。
《話に主観が入りすぎていて共感できない》(神奈川県・56歳・男性)
《精神論が多いのでちょっと苦手。あまり的を得ていないことが多い》(大阪府・57歳・男性)
《やかましく熱すぎる》(東京都・58歳・女性)
このほかにも、内田篤人や小野伸二など、現役時代に日本代表として活躍した名選手たちの名前が挙がっている。ピッチ上では称賛を集めたスター選手でも、解説となれば語り口やスタンスの違いによって視聴者の受け止め方は分かれるようだ。
サッカー解説に求めるものは、冷静な分析なのか、それとも試合を盛り上げる熱量なのか――。理想とするスタイルは人それぞれだが、W杯の熱戦が続くいま、解説者たちの言葉にも引き続き注目が集まりそうだ。
全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施した「嫌いなサッカー解説者」ランキング
1位:松木安太郎 110票
2位:本田圭佑 69票
3位:ラモス瑠偉 59票
4位:田中マルクス闘莉王 28票
5位:槙野智章 21票
6位:内田篤人 12票
7位:戸田和幸 7票
8位:播戸竜二 6票
8位:坪井慶介 6票
10位:小野伸二 5票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて6月、全国の20歳以上60歳以下の男女500人を対象に実施
