左上から時計回りに東京ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京ディズニーシー、富士急ハイランド(ディズニーリゾートは公式HPより)

 夏休みを間近に控え、テーマパークでのレジャーを計画している人も多いはず。せっかくなら、人気のパークに足を運んで、とことん楽しい思い出にしたいもの。というわけで、20代~50代の男女500人に聞きました。行ってよかったテーマパークはどこですか?

圧倒的に精巧な街作りが魅力

 5位はハウステンボス(長崎県)。

「きれいな景色で非日常を味わえる」(福岡県・51歳・女性)、「オランダの雰囲気がすごく素敵だった」(徳島県・57歳・女性)との声が集まりランクイン。

「街の作りが圧倒的で、宮殿『パレス ハウステンボス』はオランダの王族が視察に来て忠実に再現したくらい。オランダの雰囲気を楽しみたい人には最高の場所」と言うのは、日本遊園地学会会長の塩地優さん。

13年連続日本一のイルミネーションの称号を獲得したハウステンボス

 オランダの街並みを再現したパークで、日本最大級の広さを誇る。イルミネーション「光の王国」も名物。

「イルミネーションやショーにレストランもあり、いろいろな楽しみ方ができるので、パーク内のホテルに滞在してゆっくり楽しむのがおすすめ」(塩地さん、以下同)

 4位は東京ディズニーシー(千葉県)。

「大人でも楽しめる落ち着いた感じがいい」(東京都・53歳・女性)、「乗り物に乗らなくてもその場にいるだけでおとぎの国にいるような気分になれた」(香川県・54歳・女性)と、世界観を支持する声多数。

「ヨーロッパやアメリカの古い時代の街並みが広がっていて、歩いているだけで楽しい。海外のテーマパーク好きの中には、世界で一番美しいパークという人も」

 海をテーマにした世界唯一のディズニーパークとして、2001年に開園。

「もともと大人をターゲットにしていたけれど、最近はディズニー映画の世界を再現した『ファンタジースプリングス』ができたりと、ファミリーも楽しめるように。今年は25周年記念で、パークがテーマカラーのジュビリーブルーに彩られ、いつもと違った雰囲気が味わえます」

 3位は富士急ハイランド(山梨県)。

「雄大な富士山の麓で体験する絶叫ライドは最高!」(長野県・55歳・女性)、「絶叫マシンが豊富でレベルが高い」(東京都・38歳・女性)と熱い支持が集まった。

「コースターの規模や回転数など、世界一を追い求めて独自の立ち位置を確立してきた遊園地」

 1964年に「富士ラマパーク」として開業。世界最大級の「FUJIYAMA」や総回転数世界一の「ええじゃないか」をはじめ、絶叫コースターで一線を画す。

「富士急ハイランドは『トーマスランド』など、テーマパーク的要素の追加にも精力的です。さらに、『すみっコぐらし』などの人気キャラクターが集まる新エリア『サンエックス パラダイス』が今夏開業予定。絶叫好きだけでなく、いろいろな人が楽しめるようになりました」

クオリティーの高さでダントツ1位

 2位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ・大阪府)。

「魔法の国といった感じで、非日常感を味わえる」(東京都・56歳・女性)、「アトラクションが本格的で面白い」(神奈川県・52歳・男性)と、上位にランクイン。

「映画のセットをテーマにした空間と迫力のアトラクションが魅力。例えば『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーTM』は、ロボットアーム型のライドに乗りながら、迫力の映像が楽しめます」

圧倒的なスケールと徹底した細部へのこだわりで再現した、ハリー・ポッターのエリアが大人気のユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 アメリカ以外で初めて開業したユニバーサル・スタジオ・テーマパーク。『ハリー・ポッター』をはじめ、ハリウッド映画の世界が体験できる。

「さらに近年は『鬼滅の刃』や『名探偵コナン』など日本のアニメも登場。若者に人気のコンテンツがアトラクションになり、話題を集めています」

 1位は東京ディズニーランド(千葉県)。

「子どものころのワクワク感が蘇る」(東京都・49歳・男性)、「魅力的なアトラクションが多く、ディズニーの世界観がよく再現されている」(東京都・54歳・男性)と、ダントツの150票を獲得。

「日本におけるテーマパークの概念をつくったのが東京ディズニーランド。もともとテーマパークに厳密な定義はなく、ディズニーを従来の遊園地やアミューズメントパークと区別するために、テーマパークという言葉が使われたのが始まりでした」

 1983年、千葉県浦安市にオープン。園内は7つのテーマランドに分かれ、約40のアトラクションがそろう。

「他のテーマパークと比較してもクオリティーが圧倒的。積み重ねてきた歴史に加え、最新の『美女と野獣“魔法のものがたり”』などアトラクションを継続的に追加し、アップグレードを続けています」

 テーマパークの楽しみ方は人それぞれ。そこに共通する魅力とは?

「日常とかけ離れた、爽快感のある体験ができること。乗り物に乗っていると、自然と笑いが引き出されてしまう。嫌なことはすべて忘れて、ポジティブに楽しめるところが魅力」

 今年の夏は、どのテーマパークに行きたいですか?

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塩地 優 日本遊園地学会会長。2023年、「遊園地を元気に、遊園地で元気に」をミッションとする任意団体「日本遊園地学会」を立ち上げる。著書に『遊園地は鉄道によってつくられた』(交通新聞社新書)がある

取材・文/小野寺悦子