セブンイレブン

 6月23日、セブン-イレブンは新たなおにぎりシリーズ『銀しゃりむすび』シリーズを販売。この商品のパッケージは白・黒・シルバーの3色のみを使用し、デザインを簡素化。このパッケージについて、セブン-イレブンはサイトで《商品本来の価値を高めながら、手に取りやすい価格帯を実現》としている。

セブンがモノクロおにぎりを販売

「中東情勢の悪化に伴い、ナフサ不足が深刻化していることを受けての対応だと思いますが、公式サイト内では、“ナフサ不足”に関しては、一切触れられていません。

 ナフサ不足によって、『ポテトチップス』や『かっぱえびせん』の白黒パッケージを販売したカルビー株式会社は、のちに政府からの聞き取り調査を受けています。これに対し、カルビーは“中長期的な観点から予防的なパッケージの変更”を行ったといいます。セブン-イレブンが“ナフサ不足”と明言しなかったのは、政府の聞き取りを避ける意図があったのではという見方もあります」(全国紙社会部記者、以下同)

 この『銀しゃりむすび』シリーズは、パッケージのインクコストをカットするだけでなく、あえて海苔を使用せず、お米本来の美味しさを活かすことを謳っている。

 シリーズは6種のラインナップで展開され、最低価格は塩むすびの145円。最も高いものでも、辛子明太子と焼しゃけの181円(ともに税込み)といずれも100円台に収めている。

6月23日から発売される『銀しゃりむすび』シリーズ(公式サイトより)

 ネット上では、

《なんか過去一デザインセンスあるような気がする》
《侘び寂びを感じる和風デザイン。わりといいかも…》

 と、シンプルなパッケージに好意的なコメントが寄せられる中、

《ごはんと具材の量もシンプルにならなきゃ良いけど》
《海苔巻かないことによる実質値上げの誤魔化しでは》
《コスト削減のいい言い訳だね》

 など、厳しい指摘も上がっている。

ナフサが影響?セブンの回答は

 パッケージデザインについて、実際にナフサ不足が影響しているのか、株式会社セブン-イレブン・ジャパン広報部に問い合わせると、

「パッケージの色を白・黒・銀の3色に限定しているのは、『お米本来の美味しさをシンプルに伝える』というコンセプトに基づいて設計しています。上質感と視認性を両立し、商品価値が直感的に伝わるよう工夫しております。

 本シリーズは『お米本来の美味しさをダイレクトに味わう』というコンセプトのもと開発しており、あえて海苔を使用しないことでごはんの風味や食感をより際立たせた商品です。そのうえで、パッケージ仕様や商品設計全体を見直すことで、品質と価格のバランスをとった商品に仕上げています」(株式会社セブン-イレブン・ジャパン広報担当者、以下同)

『銀しゃりむすび』シリーズは全6種(公式サイトより)

 ご飯や具材の量については、

「おにぎりとして美味しく食べてもらうため、ごはんや具材のバランスを調整しています。ごはんについては、既存の『手巻おにぎり』同等以上の量目となっております。引き続き、お客様にご満足いただける品質と価値の提供に努めてまいります」

 とのことだった。

 あくまで“ナフサ不足”については、触れなかったセブン-イレブン。デザインと見た目のシンプルさのウケはいかに――。