発売から愛され続けるロッテの定番菓子『コアラのマーチ』が、これまでのイメージを覆す大胆な新商品を発表した。紫色のビスケットに青色のソーダ味チョコレートを組み合わせた前代未聞のビジュアルに、SNSでは「かわいい!」と歓喜する声が上がる一方で、「食欲がなくなりそう」と戸惑いの声も。なぜロッテは“禁じ手”ともいえる色使いに挑戦したのか。その狙いを直撃した。
「食べる気にならない」コアラのマーチ
発売から世代を超えて愛され続けてきたロッテの人気チョコレート菓子『コアラのマーチ』。誰もが知ると言われる超定番ブランドから、これまでのイメージを180度覆すような、前代未聞の新商品が登場する。7月7日に発売される『コアラのマーチ<ファンタジーソーダ>』だ。
「今回の商品の最大の特徴は、なんと言ってもその衝撃的なビジュアルです。なんと、サクサクのビスケット部分は鮮やかな『紫色』で、中に入っているのは『青色』のソーダ味チョコレート。
これまでのコアラのマーチといえば、茶色のビスケットに定番のチョコ味が王道だっただけに、“紫色なのにソーダ味”という凄まじいギャップが早くも注目を集めています」(スポーツ紙記者
このあまりにも大胆すぎるカラーリングに、ネット上では発売前からお祭り騒ぎに。
《パッケージも中身も可愛すぎる! 早く食べてみたい》
《こういう尖ったバリエーションは見たことないから、ぜひ買ってみたい!》
など、見た目のインパクトへの驚きや、好奇心を刺激された人たちからの期待の声が続々と上がっている。
その一方で、あまりにビビッドな色合いゆえに、
《完全に食欲減退色だけど、味は大丈夫なのかな……》
《正直、あまり食べたいと思える色じゃないかも》
といった戸惑いの声も。長年、親しんできたお菓子の“激変”に、ファンも動揺を隠せないようだ。
それにしても、なぜロッテはあえて「紫色×青色」という、お菓子としてはかなり攻めた色合いを採用したのか。
その疑問を解決すべく、週刊女性PRIMEが同社の担当者に話を聞いた。
「今回ソーダ味を選定した背景には、近年Z世代やα(アルファ)世代を中心に広がっている、“味だけでなく、見た目のかわいらしさや世界観まで含めて楽しむ”というトレンドの消費スタイルがあります」
担当者によると、今回の新商品は、原宿を中心に国内外へと広がる「KAWAII(カワイイ)カルチャー」の要素をふんだんに取り入れたのだそう。「これまでのコアラのマーチにはなかったファンタジーな世界観」を表現するため、見た目の意外性と爽やかな味わいを両立できるフレーバーとして、このソーダ味が白羽の矢が立ったというわけだ。
広報が明かした意図
それにしても、紫色のビスケットは攻めすぎな気もするが……。
「『コアラのマーチ』史上初となる“不思議な体験”をお届けしたかったからです。見た瞬間に驚き、思わず写真を撮ったり誰かに見せたくなったりするような、これまでにない楽しさを表現したいと考えました」(ロッテ広報担当者、以下同)
SNS時代ならではの「映え」や「シェアしたくなる仕掛け」をかなり意識しているようだ。ネット上で「食欲を減退させる色では?」とツッコミが入っていることについても、ロッテ側はすべて織り込み済みだった。
「今回は、一般的なお菓子のイメージを超えた驚きやワクワク感をお届けすることを重視しました。パッケージを開けた瞬間に『何これ!?』と驚き、友人や家族との会話が生まれることまで含めて、ひとつの“体験価値”として設計いたしました」
マイナスな意見すらも、コミュニケーションのきっかけになるなら大歓迎という、なんとも令和らしいポジティブな戦略なのだ。実際のところ、発売発表後の反響も上々のようで、
「“コアラのマーチが紫色!?”“見た目と味が一致しなくて気になる”“どんな味なのか想像できない”といった、見た目のインパクトに対する驚きや好奇心の声が多く寄せられています」
と、狙い通りのバズを巻き起こしている様子。
時代とともにお菓子の楽しみ方もアップデートされていく現代。「紫なのにソーダ味」という、一見すると頭が混乱しそうな不思議な組み合わせは、果たして令和の新たな定番としてお菓子界に君臨するのだろうか。その答えは、ぜひ自分の舌で「体験」して確かめてみたい。
